澤さん　なでしこ“１勝”に「皆の笑顔が見れて良かった」

ＮＨＫの中継ゲストとしてベトナム戦を見守った澤穂希さん

リオデジャネイロ五輪アジア最終予選 日本６―１ベトナム

（3月7日 金鳥スタ）
　女子サッカーのリオデジャネイロ五輪アジア最終予選は７日、金鳥スタで行われ、日本代表「なでしこジャパン」はベトナムと対戦。試合開始前に予選敗退が決まり、４大会連続の五輪出場は逃したが、６―１の大勝で“意地”をみせた。

　６度のＷ杯と４度の五輪に出場するなど、長年なでしこジャパンの１０番を背負い、昨年限りで現役を引退した澤穂希さん（３７）は、この日もＮＨＫの中継ゲストとして観戦。試合直後には「久しぶりに皆の笑顔が見れて良かった」と、今大会４戦目にしてようやく初勝利を挙げたイレブンに柔らかな表情を浮かべた。

　五輪切符を獲得できなかった悔しさからか、澤さん自身も笑顔は少なめ。それでも９日の最終戦、北朝鮮戦（金鳥スタ）に向け「応援してくれる皆さんのためにも、負けて終わるのか、勝ちで終わるのか、では変わってくると思うので、ぜひ最後もあきらめず、勝って終わってほしいと思います」と後輩たちに奮起を促していた。