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FC東京MF橋本 本職で結果!複数ポジションで質高いプレー

[ 2016年3月7日 05:30 ]

オウンゴールに笑顔を見せるFC東京・橋本(奥)

明治安田生命 J1第1S第2節 FC東京2―1仙台

(3月6日 ユアスタ)
 FC東京のMF橋本が本職で結果を出した。米本と2ボランチを組んで先発。守備では持ち前のアグレッシブさを前面に押し出し「やられる気はしなかった」と中盤を制圧。攻撃でも1―1の後半6分にペナルティーエリア内に進入し、最後は左足でニアに走り込んだ前田の決勝弾をアシストした。

 橋本の強みは何と言っても、城福監督も認める高いユーティリティー性。今季は本職のボランチに加え、右サイドバック、2列目の攻撃的MFにも挑戦中だ。U―23日本代表のボランチには大島、原川、遠藤、井手口らライバルは多いが、五輪のような短期決戦で複数のポジションをこなせる橋本は大きな武器となる可能性を秘める。

 この日も後半43分から急きょ右サイドバックに入り、相手の反撃を阻止した。手倉森ジャパンでは候補止まりで招集歴はないが「どの位置でも高い質のプレーを見せること」が今季の目標。チームで結果を出し続け手倉森監督を振り向かせる。

 ◆橋本 拳人(はしもと・けんと)1993年(平5)8月26日生まれ、東京都板橋区出身の22歳。FC東京の下部組織で育ち、12年にトップ昇格。13年から2年間、J2熊本で“武者修行”して昨季復帰。後半戦からインサイドハーフとして定位置を確保。1メートル81、74キロ。利き足は右。

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2016年3月7日のニュース