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岡崎、機内で反省会 18年ロシア大会へ「いろいろ話をしました」

[ 2014年6月28日 05:30 ]

成田空港に到着した長友(右)と岡崎

 W杯ブラジル大会で1次リーグで敗退したザックジャパンが27日、帰国した。FW岡 崎慎司(28=マインツ)は機内で“反省会”を開いたことを明かした。敗戦のショックは大きいが、18年ロシア大会で雪辱を果たすために、1分1秒を無駄にせず歩みを進めていく。

 ロシアへの戦いは機内で始まっていた。26日の午前2時45分(日本時間26日午後2時45分)にブラジルのサンパウロを出発し、カタールでの乗り継ぎを経て約27時間。チームの中心だった本田、主将の長谷部は別行動となったが、岡崎ら選手は早速、屈辱のW杯を振り返った。

 岡崎は「反省も踏まえて、いろいろ話をしました」と語った。内容については「基本的にはまだ整理できていないので、整理できたら話します」と明かさなかったが、敗退が決まったコロンビア戦後には「勝つために何をしていけば良いのか分からない。個の能力の違いを感じた」と話しており、個のレベルアップ、そして日本が今後どうやって世界と戦っていくべきかについて話したとみられる。

 ACミランの本田、インテル・ミラノの長友、マンチェスターUの香川。世界の名だたるビッグクラブに所属する選手を擁しながら、成績では前回の南アフリカ大会を下回った。岡崎自身も今季はマインツで15得点を記録。欧州でプレーした日本人の最多得点記録を更新し、自信を持って臨んだ大会だった。1得点こそ決めたが、2戦目まではシュートすら打てず敗戦のショックの方が大きい。

 それでも下を向いてばかりはいられない。清武ら12年ロンドン五輪世代は敗戦の翌日にキャンプ地で“始動”した。ベテランの大久保も「もう切り替えています」と前を向く。北の大地で行われる次回大会。この屈辱を糧にするためにも、機内反省会で出た課題を反芻(すう)しながら、新たな戦いに備える。

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