×

原口 4年後「日本を引っ張る存在に」ヘルタ合流へ渡独

[ 2014年6月28日 05:30 ]

成田空港で報道陣の取材に応じた原口元気

 浦和からドイツ1部のヘルタに完全移籍したFW原口元気(23)が27日、同僚のMF細貝とともに成田空港発の航空機でドイツへ出発した。W杯ブラジル大会の日本代表から漏れた4年後のスター候補は「世界でもまれないといけない」と新天地に懸ける思いを語った。

 日本の惨敗はテレビ観戦した。「“何でここにいられないのかな”と思った。(メンバー選考で)落ちたときより悔しかった。日本が負けて悔しいけど、その力になれない今の自分の実力が悔しい」。だからこそ、浦和のエースの座を捨てて武者修行する覚悟を決めた。目指すは4年後のW杯ロシア大会。「日本を引っ張る存在としてやる気持ちが強くなった」。ドイツでも切れ味鋭いドリブル突破で挑み続け、さらなる成長を期す。

 8月のリーグ開幕に向け、ヘルタは30日に始動する。定位置を争うライバルは多いが、原口はその先を見据える。「まずインパクトを残したい。シーズンで10点取れるように頑張りたい」。本人の強い意向で、ドイツで履く新スパイクには日の丸が描かれる。「僕はロンドン(五輪)も出ていないし、ここから、まくってきます!」。原口の新たな挑戦が始まる。

続きを表示

この記事のフォト

2014年6月28日のニュース