×

スイス、指揮官の選手起用ズバリ!逆転でエクアドル粉砕

[ 2014年6月16日 03:27 ]

<スイス・エクアドル> 後半3分、交代直後に同点ゴールを決めるスイス代表・メーメディ(AP)

W杯1次リーグE組 スイス2―1エクアドル

(6月15日 ブラジリア)
 ワールドカップ(W杯)ブラジル大会第4日は15日(日本時間16日)に1次リーグE組のスイスとエクアドルが対戦。前半22分にエクアドルが先制したが、スイスが後半3分に同点に追いつき、終了間際には途中交代のFWシェフロビッチ(Rソシエダ―ド)がゴールを決め、2―1で逆転勝ちした。初戦で勝ち点3を獲得し好発進したスイスは次戦、20日(日本時間21日)に強豪フランスと対戦する。

 立ち上がりから積極的に攻めたエクアドルが前半22分に先制点を挙げた。左サイドをモンテロ(モレリア)がドリブル突破でスイスのファウルを誘発し、FKを獲得。W・アジョビ(パチューカ)の左足から描かれた放物線にゴール前でフリーになっていたFWエネル・バレンシア(パチューカ)が頭で合わせた。教科書通りのヘディングシートだ。

 前半終盤に向かってスイスは、主軸のインレル(ナポリ)シャキリ(バイエルン・ミュンヘン)が果敢にミドルシュートを放つがゴールをこじ開けるまでにはいたらなかった。

 先制を許したスイスが先に動く。後半開始からМFシュトッカー(バーゼル)に代えてFWメーメディ(フライブルク)を投入。この起用が当たった。後半3分、左CKから相手ディフェンスとの身長差を生かしたメーメディのヘディングシュートで同点に追いついた。

 その後は両トームともにカウンターの応酬で、何度か好機を演出するも得点までにいたらなかった。

 しかし、試合終了間際のアディショナルタイムにスイスはベーラミ(ナポリ)がペナルティエリア内でボールを奪うと、素早く攻撃に転じた。左サイドを駆け上がったDFロドリゲス(ボルフスブルク)からグラウンダーのクロスに、逆サイドから走り込んできたFWシェフロビッチが強烈なシュートをゴールに突き刺した。シェフロビッチは後半31分にドルミッチに代わって入り、逆転勝利の立役者になった。
  
 ヒッツフェルト監督の老獪な選手起用を応えた選手の活躍で、スイスが2―1とエクアドルを下し、勝ち点3をもぎ取った。

続きを表示

この記事のフォト

2014年6月16日のニュース