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現地の日本人観戦者 真夜中試合に終了で雨中の大移動

[ 2014年6月16日 05:55 ]

 レシフェでは、現地時間の真夜中に試合が終了した後、日本人観戦者らはスタジアムからホテルまで、雨の中で翌日未明に長時間の移動を強いられた。ブラジルの中でも治安が悪く「不安だった」ため、多くはホテルへの道筋を練り、安全に配慮していた。

 郊外にあるスタジアム付近は治安の維持と混雑緩和のため、一般のタクシーなどは進入禁止。土地勘のない日本人観戦者らは、しばらく歩いてシャトルバスに乗り、レシフェ市街のショッピングセンターに向かうか、空港まで地下鉄で行き、そこからバスやタクシーをつかまえるしかなかった。

 競技場への傘の持ち込みは禁じられ、かっぱを持たない人はスタジアムの外を歩く間にずぶぬれになった。シャトルバスを待っていた米シカゴ在住の沓名良太さん(50)はホテルでショッピングセンター往復のタクシーを予約した。「怖いと聞いていた。心配だった」と話した。事前にタクシーの運転手とも会った上、帰りにも必ず来てもらうため、料金は往復分をまとめて帰りに払う念の入れようだった。

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2014年6月16日のニュース