ドログバ“オーラ”にＣＢ陣やられた　森重「臆病になった」

＜日本・コートジボワール＞前半２３分、吉田はイエローカードをもらう

Ｗ杯１次リーグＣ組 日本１―２コートジボワール

（6月14日 レシフェ）
　ドログバに対応できずに守備陣が崩れた。１―０の後半１７分に相手エースが投入されると、その２、４分後に立て続けに失点。吉田は「ドログバが入ってからは、相手がシンプルに中にボールを入れてきた。そこでマークのズレが生じた」と反省。森重は「ドログバが入って臆病になってしまった。Ｗ杯の難しさを感じた」と唇をかんだ。

　試合開始から主導権を握られたが、前半は最後の局面で体を張り、無失点で乗り切った。前半２７分に森重がヤヤ・トゥーレの馬力のあるドリブルを止めれば、３４分には吉田がジェルビーニョのシュートをブロック。だが、中盤で効果的なプレスがかからずにボールを回されたことで徐々に体力を奪われた。集中力の切れた後半に失点を重ね、Ｗ杯メンバー発表後は親善試合を含めて４試合で６失点。１次リーグを突破するには守備の再建が不可欠となる。