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香川、シュートもクロスも「ゼロ」じゃ勝てない

[ 2014年6月16日 06:10 ]

<コートジボワール・日本>前半、香川(左)と長友がコートジボワール選手と競り合う

W杯1次リーグC組 日本1―2コートジボワール

(6月14日 レシフェ)
 日本の攻撃の生命線・左サイド(日本側)を徹底して突かれた。守備だけでなく、攻撃も混乱させられ、大きな敗因となった。

 コートジボワールのエリア別のプレー回数を見ると、右サイドの10回に対して左サイドは3倍以上の31回。右サイドバック・オーリエに高い位置を取られ、両チーム最多のクロス7本で2アシストを決められた。前半16分の本田の先制ゴールでは起点となった左サイドだが、以降は香川、長友は守備に時間を割かれて攻撃参加が激減した。

 FIFA公式サイトによると、長友の走行距離は両チーム最長の11・1257キロ。だが、そのうち敵陣では29%だけで、ほとんどが自陣で走らされたもの。同様に自陣に押し込まれた香川も前線で決定機を演出することができなかった。

 シュート0本、ドリブル1回、クロス0本(表参照)。香川がシュート、クロスがともにゼロだったのは0―3で敗れた昨年6月15日のコンフェデ杯・ブラジル戦以来。この時は続いて行われたイタリア戦でシュート4本、ドリブル7回、クロス4本と躍動した。ギリシャ戦での香川の奮起に期待したい。

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2014年6月16日のニュース