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長谷部“ぶっつけ本番”でヤヤ・トゥーレ封じも「悔しい」

[ 2014年6月16日 05:30 ]

<日本・コートジボワール>後半、交代する遠藤にキャプテンマークを巻く長谷部(右)

W杯1次リーグC組 日本1―2コートジボワール

(6月14日 レシフェ)
 奇襲ともいえる強行先発は実らなかった。キャプテンマークを巻き左のボランチに入った長谷部は、後半9分に遠藤と交代。逆転負けはベンチで見届け「負けたことは悔しいけど、自分たちのサッカーを表現できなかったことが一番悔しい」と端正な顔をゆがめた。

 今年に入って2度も右膝の手術を受け、長期離脱を強いられた。ニュルンベルクでは5月10日のリーグ最終戦で復帰し、代表では同27日の親善試合キプロス戦で途中出場。しかし急ピッチで仕上げた影響もあって体に張りが出始め、全体練習を離脱。8日に本格合流したばかりだった。代表戦の先発は昨年11月19日の親善試合ベルギー戦以来。それでも“ぶっつけ本番”ながら、司令塔のヤヤ・トゥーレを山口とともに徹底ケア。左サイドを狙われていると察知すると、スペースを埋めてピンチの芽を摘んだ。

 「(チームが)未熟だったということ。中4日、切り替えてやっていくしかない」。調整期間は短くても、勝利が必要なギリシャ戦では完全復活が求められる。

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2014年6月16日のニュース