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女子1500メートル日本勢惨敗…団体追い抜きに暗雲

[ 2014年2月18日 05:30 ]

タイムが振るわずガックリの田畑

ソチ五輪スピードスケート女子1500メートル

(2月16日)
 メダルを目指す女子団体追い抜きに暗雲が漂った。16日に女子1500メートルが行われ、団体追い抜きメンバー全員が出た日本勢は押切美沙紀(21=富士急)が2分0秒03の22位が最高だった。田畑真紀(39=ダイチ)が25位、菊池彩花(26=富士急)が31位、高木菜那(21=日本電産サンキョー)が32位と惨敗。21日(日本時間同日午後10時30分)に行われる団体追い抜き予選に向けて、立て直しが急務となった。

 全く歯が立たなかった。スターターとタイミングが合わず静止できなかった田畑は、やり直しのスタートは「安全に出た」と、完全に出遅れた。取り戻そうと必死に体を動かしたが、伸びを欠き中盤から失速。「一番嫌なパターンのレース。悔しいし、残念。仕上げてきたつもりだったが」と悔しさをにじませた。

 バンクーバー五輪の団体追い抜きで銀メダルを獲得したベテランは、その後、ソチ五輪に向けて、自転車競技に挑戦。スケートに復帰した際は「スケートの筋肉はゼロになったので、一からだった。でも逆に純粋に取り組めた」と滑る楽しさを再確認した。昨年末の代表選考会は1位で通過。しかし、5度目の五輪でベテランは個人競技では結果を残すことはできなかった。

 他の3人も振るわなかった。日本勢トップは押切の22位で、2分を切れない平凡な記録。2大会連続メダルを狙う種目での危機感を募らせた。初出場の高木は「緊張もあったけど。順位よりもタイム。心に刺さる」とぼう然。同走した選手が五輪新記録を叩き出した菊池は全くついていけず「力を使わないとスピードが出ない。力を使ってしまうから後半まで持たない」と視線を落とした。

 だが、不完全燃焼のままでは終われない。唯一の救いは序盤のスピード。全員が最初の300メートル通過は昨年末の代表選考会時と同等の26秒前半にまとめた。団体追い抜きでは最初の加速が重要。加速できれば先頭以外の選手は風の抵抗少なく滑れるため、失速は少なく済む。田畑は「個々の調子がいいとは言えないが、みんなで練習してきたし、まとまれば行ける」。気持ちを切り替え、結束力で表彰台を目指す。

 ▽スピードスケート団体追い抜き 1チーム3人が同時に滑り、3人目のブレードの一番後ろがゴールした時点のタイムを争う種目。男子は400メートルリンクを8周(3200メートル)、女子は同6周(2400メートル)で、2チームがそれぞれコースの反対でスタート、ゴールする。体力温存のために3人が先頭を入れ替わりながら滑るため、個人の走力に加えて戦略も重要となる。五輪では06年トリノ大会から正式種目に採用された。

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