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真央 大トリ出陣!地元ロシア勢の直後も“気にしない”

[ 2014年2月18日 05:30 ]

抽選会場ですれちがう浅田(左)とキム・ヨナ(右から2人目)

ソチ五輪フィギュアスケート女子

 悲願金メダルへ、大トリ出陣だ。19日(日本時間20日午前0時~)に行われるソチ五輪フィギュアスケートの女子ショートプログラム(SP)の滑走順抽選が17日、行われ、浅田真央(23=中京大)は30選手中、最後の30番目に滑ることが決まった。ライバルのキム・ヨナ(23=韓国)は17番目、ユリア・リプニツカヤ(15=ロシア)は25番目。浅田はサブリンクで公式練習を行い、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めるなど好調をアピール。会見では自分の演技に集中することを誓った。

 ラスト五輪の滑走順が決まっても、柔らかい表情は変わらない。抽選で浅田が引き当てたのは30番。最終5組6番目で30選手中、最後に登場。世界ランク上位12人は4、5組に入ることが決まっていたため、試合が少なく世界ランクが低いキム・ヨナとは同組にならない。席こそ離れていたものの、抽選会場で浅田と同じ2列目に座った宿命のライバルは2つ前の組、3組5番目の全体17番目に滑ることが決まった。

 「日本での練習でどの番号に当たってもいいように練習している。引いた時は“あ、最終なんだな”と思った」

 試練を乗り越える。トリプルアクセルで転倒し、今季自己ワーストの64・07点で3位に終わった団体SPで、浅田の1つ前に滑ったのが地元ロシアのリプニツカヤだった。完璧な演技で会場は異様な熱気に包まれ、浅田はこれまで経験したことのない雰囲気の中で滑らざるを得なかった。演技後はこのことを理由にはしなかったが、「緊張してしまった」と話している。19日のSPは1つ前の29番目が、ロシアのソトニコワだ。

 10~15日のエレバン合宿中から、集中モードに突入している。1日3時間弱の練習以外は、ホテルから外出せず。エレバン郊外には世界遺産もあったが、息抜きのために観光に繰り出すこともなかった。羽生が金メダルを決めた14日の男子フリーはテレビで見なかった。心の中で声援を送りつつ、調整を優先。毎日、米を炊き、魚や肉を取り入れた日本食でエネルギーも充てんした。

 団体SPのショックを引きずり、エレバンでは「気持ちがコントロールできないまま過ごして、そこまで調子が良くなかった」と言う。だが、ソチで練習を再開した16日から、上昇気流に乗った。サブリンクで行われた、この日1回目の練習ではトリプルアクセルに5回挑戦。1度は明らかな両足着氷があったものの、残りの4回は決めた。「きのう(16日)きょう(17日)といい状態できている」と手応え十分だ。

 19日のSP、20日のフリーが夢舞台でのラストダンスになる。「終わってみないと分からないと思うけど、自分自身、ホントにできることはやってきた。最後とは思わないように、でも、悔いなく終わりたい。やりきったと思える演技をしたい」。滑走順もライバルも、気にしない。5歳で始まったスケート人生の全てを注ぎ込んで、黄金の夢をかなえてみせる。

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