藤井正弘の血統トピック

【宝塚記念】ワーザー世代を超えた雪辱戦

 今年の宝塚記念は“国際競走元年”だった1997年以来、今世紀初めて外国調教馬を迎えて争われる。21年前のセトステイヤー(9着)は前哨戦の鳴尾記念まで無名に近かったが、今回のワーザーは2015/16年シーズンの香港年度代表馬。一昨年のクイーンエリザベス2世Cでは、ラブリーデイなどの日本調教のG1馬を返り討ちにしており、昨年の香港Cでも日本勢には先着を許さなかった。プレレーティング119ポンドは前年の124ポンドからダウンしたとはいえ、依然として香港競馬を代表するビッグネームであることに変わりはない。

 ワーザーの父タヴィストックはG1を2勝したニュージーランドのチャンピオンスプリンター。種牡馬としてはオーストラリアでダービーサイヤーになるなど、確実に守備範囲を拡大している。これはモンジュー×クエストフォーフェイムという“愛英ダービー馬配合”に由来する潜在的なスタミナのたまものだろう。

 ちなみにモンジューもクエストフォーフェイムもジャパンCに出走歴があり、1999年に当時の世界最強馬として来日した前者は4着、英ダービー馬の初来日で注目された後者は1992年に11着と大敗した。日本競馬へのコンプレックスは父を経由してワーザーに受け継がれたことになる。世代を超えた雪辱戦での実力発揮を期待しよう。(サラブレッド血統センター)

[ 2018年6月20日 05:30 ]

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