【有馬記念】(8)ブラストワンピース 落ち着き見せる

[ 2018年12月23日 05:30 ]

ダートコースで調整するブラストワンピース(撮影・郡司 修)
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 ブラストワンピースは南D(ダート)コースでキャンター。尻っ跳ねをして勢いよく飛びだしたが、走り出したらリラックス。向正面でラップの速い3頭に抜かれても、動じることなく悠然と回った。「跳ねたのは儀式のようなもの。ムキになることもなく落ち着いている。凄くいい雰囲気です」と岩藤助手。「あとは池添騎手が馬の力を出し切ることに専念するだけ」と自信を持って送り出す。

 《3歳馬最多勝なるか》ブラストワンピースは3歳馬としてただ1頭出走。今年の3歳世代はステルヴィオ(マイルCS)、アーモンドアイ(ジャパンC)、ルヴァンスレーヴ(チャンピオンズCが“古馬混合G1”を勝ち、世代レベルの高さを証明している。ワンピースがVなら、現3歳は古馬混合G1・4勝目でグレード制が導入された84年以降で最多勝となる。3歳の有馬記念Vは16年サトノダイヤモンドなど16頭。グレード制導入後、有馬でG1初制覇を挙げた馬は88年オグリキャップ、91年ダイユウサク、97年シルクジャスティス、05年ハーツクライ、07年マツリダゴッホ、15年ゴールドアクター。

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2018年12月23日のニュース