【中山大障害】ニホンピロバロン元気いっぱい 担当厩務員の同級生対決を制す

[ 2018年12月23日 10:05 ]

<中山大障害>レースを制したニホンピロバロン
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 22日の中山大障害で歴史に残る鼻差の激戦をモノにしてJ・GI初制覇を飾ったニホンピロバロン(牡8=田所、父フサイチリシャール)はレース後、スムーズに栗東トレセンに帰厩。一夜明けた23日は静養に努めた。谷中厩務員は「ギリギリだけど勝ってくれて良かった。レース後も元気いっぱい」と安どの表情。「それにしても石神君はオジュウチョウサンに乗っていただけあって、さすが。勝負どころを知り尽くしている」と殊勲の鞍上をたたえた。

 2着タイセイドリーム(牡8=矢作、父ディープインパクト)を担当している池田厩務員は谷中厩務員と同じ1958年生まれの60歳で、ともに栗東トレセン近くの金勝小学校、栗東中学を卒業した幼なじみだ。谷中厩務員は「オマエが勝ったんなら許すと池田に言われたわ」と笑みを浮かべる。池田厩務員は「あそこまでいったら勝ちたかったけど仕方ない。中山に輸送して木曜、金曜と2日続けて谷中と食事に行ったんやわ。それで担当馬も一緒にゴールに入ったから周りにはオマエら、どこまで仲いいねんって言われたわ」と苦笑い。2頭は近日中に放牧へ。来年の中山グランドジャンプ(4月13日、中山芝4250メートル)での再戦が楽しみになった。

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2018年12月23日のニュース