北出師が心待ちにするアクティブ2世

[ 2018年12月23日 08:33 ]

<第29回セントウルS>後続を振り切って、逃げ切ったアクティブミノル(左端)
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 息長く短距離路線を沸かせた快足馬だった。14年函館2歳Sと15年セントウルSを制したアクティブミノルが19日に競走馬登録を抹消し、地方・船橋の椎名厩舎に移籍した。北出師は厩舎に初の平地重賞Vをもたらした功労馬に感謝の思いを口にする。

 「2歳6月のデビューから6歳末まで、本当によく頑張ってくれました。いいメンバー相手に逃げ切ったセントウルSが一番の思い出。あの時は思わず声が出たからね」

 97年に函館と札幌の開催順が入れ替わり、函館2歳Sが2歳世代最初の重賞となって以降に限ると、キャリア32戦は01年の勝ち馬サダムブルースカイと並んで最多。「函館2歳Sの勝ち馬で、この年まで走る馬はなかなかおらんでしょ」と目を細める。船橋で何戦か走った後、早ければ来春にも種牡馬となるプランがある。トレーナーは「オーナーが所有する繁殖に付けると聞いているし、もちろん子どもも手掛けたいね」と笑みを浮かべ、早くも2世誕生を心待ちにしていた。

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2018年12月23日のニュース