【馬券顛末記】外枠に「買いシグナル」は灯ったけれど…

[ 2018年12月23日 17:09 ]

<有馬記念>レースを制したブラストワンピース(中央)、2着のレイデオロ(右端)、3着のシュヴァルグラン(左から2頭目)=撮影・郡司 修
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 現実は傾向を飛び越える。日曜日の中山芝は有馬記念まで4つのレースがあり1、2着はすべて2ケタ枠番の馬が占めた。7、9Rなどは15番の馬が勝利。「内枠有利」の有馬神話はどこへやら。目線は外枠&外国人ジョッキーに。馬券は外枠に力点を置いた。本命はモズカッチャン。当日の傾向があったとしても、本命馬を変えることはできない。3連複(ここはチョット弱気…)の軸に3番をマークして、外枠の外国人騎手が乗る馬へ。特にオッズが急落しているシュヴァルグランはおいしいやないか。しっかりと買った。

 レースは阪神競馬場の記者席で観戦。モズカッチャンは好位の内で実にスムーズ。4角もいいポジションで回ってきた。それでも伸びはジリジリ。8着に終わった。確かに掲示板には2ケタ枠番の数字が躍った。ひと雨の影響で、馬場も内めは荒れていたか。馬券は取れなかった。

 それでもまだ、今年の中央競馬は残っている。最大の注目はルメールだろう。先週終了時点でJRA年間205勝。土曜日に1勝、この日は一気に5勝を積み上げ211勝となった。残るは28日の開催のみ。武豊が樹立したJRA記録の年間212勝まであと1つ。最終日にどんな結果が待っているのか。今年のワクワクは、まだ続く。(小林 篤尚@阪神競馬場)

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2018年12月23日のニュース