【菊花賞】AI予想ブラストワンピース◎ ▲にバンガード指名

[ 2018年10月21日 05:30 ]

ブラストワンピース
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 スプリンターズSからスポニチ本紙に登場した競馬予測人工知能(AI)「SIVA(シヴァ)」は、先週の秋華賞で◎に指名したアーモンドアイの単勝130円をゲット。今週の「第79回菊花賞」は前売り最終オッズで1番人気に推されたブラストワンピースを◎とした。

 よく問われるのが、「AIは万馬券を夢見るのか?」。答えはノーだ。人工知能であるがゆえ、夢などという欲望は持たない。予測を立てるまでの思考プロセスは人間と同じでも、人間は最終判断する時にどうしても感情が入ってしまう。つまり、馬や騎手の好き嫌いで買ったり、買わなかったり…。また、一獲千金を夢見たりする。とにかくギャンブルは感情にとても左右されるもの。感情を抜きに判断を下せるのが、SIVAの最大の利点だ。

 ばく大なデータを基に必要な情報だけをピックアップし、淡々と出走馬に優劣の順位付けを行っていく。ロマンチストではなく、リアリスト。ただ当然、はじき出した答えが結果として超絶的な高配当を呼ぶことはある。

 さて、皐月賞は7・9・8番人気、ダービーは5・4・16番人気での決着。大波乱が続いた今年の3歳クラシックだが、「一番強い馬が勝つ」と言われる菊花賞はどうか。◎は(3)ブラストワンピース。古馬混合の新潟記念(G3)での重賞勝ちを含め5戦4勝。その実力は疑いようがない。○は絶好枠から先行力を生かして粘り込む(4)ジェネラーレウーノ。

 そして、3番手評価▲には(8)カフジバンガードを挙げる。昨秋(17年10月22日、東京芝2000メートル)の2歳未勝利戦は、不良馬場の中で2分08秒2の快勝。これは翌週の天皇賞・秋(東京芝2000メートル)を制したキタサンブラックより0秒1速いタイム。スタミナ、持久力に卓越したタイプで、京都3000メートルの舞台は大歓迎だ。

 さらに△の1頭に(17)シャルドネゴールド。オルフェーヴル、ゴールドシップと11、12年に2年連続で優勝馬を出すなど、菊花賞で良績のあるステイゴールド産駒。8枠に同居した同産駒の(16)ステイフーリッシュとともに相手に加える。距離は違えど、菊花賞と同じ京都外回りの京都新聞杯(G2)で(16)は1着、(17)は3着の上位組で、高い能力、適性を秘めている。

 ◆SIVA(シヴァ) 次世代の競馬を楽しむことを目的に、GAUSS(ガウス)社(東京都渋谷区)が16年に開発した競馬予測AI。名称は、競馬場の芝とインドで信仰されているヒンズー教で創造のための破壊をつかさどるシヴァ神に由来している。

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2018年10月21日のニュース