【日経新春杯】グローリー「やばい」一転鮮やか完勝!

[ 2012年1月16日 06:00 ]

<日経新春杯>豪快に差し切ったトゥザグローリー(左)

 京都の「第59回日経新春杯」はトゥザグローリーが断然人気に応えて快勝。3月31日のドバイ国際競走へ挑む。

 1番人気が勝てないジンクスも、トップハンデの58・5キロも関係なし。トゥザグローリーが鮮やかに突き抜けた。4コーナーでは先頭から5馬身ほど離れた7番手のイン。先行馬有利の馬場状態とあって「やばいと思った」と池江師が振り返ったほどだ。だが、ここからが圧巻。外に出しつつ追い出されると着実に前との差を詰め、ラスト100メートルで先頭に躍り出る。終わってみれば2着ダノンバラードに1馬身1/4差の完勝だ。昨年4月の日経賞以来、遅過ぎた感もある4回目の重賞V。福永は「ようやくだね」と関係者と握手をしてから、レースを振り返った。

 「逃げ馬の後ろのポジションで運びたかったけど、馬が自分から行かない感じであの位置に。ペースが落ち着いていたし、3角でもスペースがなくて辛抱するしかなかった。でも、ゴーサインを出すとスムーズに反応してくれた。これからG1を勝てる馬」

 昨夏以降は本来の体調に戻らず苦しんだ。9番人気の有馬記念で3着に食い込むと、中2週で挑んだ今回、待ちに待った完全復活だ。次なるターゲットは母トゥザヴィクトリーも挑んだドバイだ。ドバイワールドCにも登録済みだが、G1未勝利のため招待されない可能性が大きく、ドバイシーマクラシックに向かうことが濃厚。池江師は手応えを口にする。

 「きょうはちょっと太かったが強かったね。行くまでの過程は決めていないが、この後はドバイへ。ワールドCでも十分通用すると思っているぐらいだし、シーマクラシックでもやれるでしょう」

 トップハンデ馬の勝利は池江師が調教助手時代に手掛け、父・泰郎氏が管理した01年のステイゴールド以来で実に11年ぶり。そのステイゴールドは、次走でシーマクラシックを制覇している。栄光の歴史は繰り返される。そう確かに予感させる勝ちっぷりだった。 

 ◆トゥザグローリー 父キングカメハメハ 母トゥザヴィクトリー(母の父サンデーサイレンス) 牡5歳 栗東・池江厩舎所属 馬主・キャロットファーム 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績18戦7勝 総獲得賞金4億920万6000円。

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