自称・桐島聡容疑者 軍事評論家がバーで会った経験告白「陽気でニコニコ」「自分の話はほとんど…」

[ 2024年1月31日 15:32 ]

 軍事評論家の黒井文太郎氏が31日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にリモートで生出演し、1974~75年に起きた連続企業爆破事件の一つに関与したとして爆発物取締罰則違反容疑で指名手配されていた過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバー桐島聡容疑者(70)を名乗った男=29日死亡=と複数回、会ったことを明かした。

 黒井氏が男と会ったというのは、神奈川県藤沢市の音楽バーだという。「報道の中で、若い時の手配写真ではない、50代の終わりくらいの写真が出てきた時に、そういったお店で飲んでいる仲間内から連絡が来た」。男は「内田洋」という名を使い、同市内の工務店で数十年にわたり勤務していたとみられる。飲食店で撮影された男の写真が報じられるのを見て、黒井氏は「この写真を見ればもう間違いないということで、私も分かりました」と、確信を持ったという。

 会った時期については「5年以上は会ってないと思うんですけど、頻繁に見かけたのは10年くらい前でしたね。仲間内に話を聞くと、5年前とか10年前とかによく飲みに来ていたようですね」と明かした。また「(男は)1人でぶらっと来るんですよ、話を聞くと。1人で来て1人で帰って行くと。誰かと待ち合わせてというのは一切ないです」とも話した。

 黒井氏が男と1対1でじっくり話した記憶はないという。それでも「お互い飲んでますので、自分からばんばん話す人ではなくて、いつも陽気でニコニコして、店で音楽が流れたりして、気に入った音楽があると踊ったり、ということは見かけています」と振り返った。店内ではライブが行われることもあったが、男は「ライブにはよく来ていた」といい、「ライブの音楽に合わせて掛け声を掛ける、盛り上げ役というか。実際掛け声はうまかったそうですね」という。

 店に通う人たちに聞いても、男が過去について話すことはなかったという。「今工務店で働いているって話…今の話はするんですけど、過去にこういうことだったとか、自分の話はほとんどしなかったということですね。そこは気を付けていたんだと思います」と推測。「僕の印象では、陽気なキャラというのは作り込んだのではなくて、もともとそういう人間だったのではないか」とも付け加えた。

 男は約1年前から鎌倉市内の病院に通院し、今年になって入院。25日になって「桐島聡」を自称。「最期は本名で迎えたい」と話しており、29日に死亡した。末期の胃がんだった。

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