「光る君へ」絵師・三遊亭小遊三 初大河で55年ぶりヒゲ「気持ち悪いね(笑)」撮影は「圧倒されちゃう」

[ 2024年1月14日 21:00 ]

大河ドラマ「光る君へ」第2話。まひろ(吉高由里子)と絵師(三遊亭小遊三)(C)NHK
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 女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は14日、第2話が放送され、絵師役で大河デビューとなる落語家の三遊亭小遊三(76)が初登場した。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」など生んだ“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 第2話は「めぐりあい」。母の死から6年、まひろ(吉高由里子)は15歳となり、成人の儀式を迎える。死因を隠した父・藤原為時(岸谷五朗)との関係が冷め切る中、代筆仕事に生き甲斐を感じている。一方、藤原道長(柄本佑)は官職を得て宮仕え。姉・藤原詮子(吉田羊)が帝との間に皇子をもうけ、道長の一家は権力を拡大していた。道長の父・藤原兼家(段田安則)はその権力をさらに強固なものにしようと、次兄・藤原道兼(玉置玲央)を動かし、天皇の退位を謀る…という展開。

 小遊三が演じるのは絵を描く傍ら、文や歌の苦手な者のために代筆業を営む男。代わりに文や歌を作るまひろの創作への最初の入り口となる。

 キャスト発表時には「まさに青天の霹靂(こんな字も生まれて初めて書きました)。芝居心があるわけじゃなし、経験があるわけでもない私に。逃げる理由もないので、冥途の土産にやらせてもらおうと決心しました」とコメントした小遊三だが、番組公式SNSにアップされた撮影現場からの音声コメント「君かたり」で「やっぱりスタッフが凄いね。豪華だね(笑)。圧倒されちゃう、あまり慣れていないから。大河ドラマに自分が映ると思うとワクワクするね、本当に」と大河初出演の感想。

 1968年、明治大学経営学科在学中に三遊亭遊三に入門。「ヒゲをね、55年ぶりに伸ばしたの。55年前は噺家になるんで、もうヒゲは伸ばせないと思っていたから(今回)ここで伸ばしておこうと思って。それ以来、初めてヒゲを伸ばしたけど、気持ち悪いね(笑)」と明かした。

 演技については「(監督に)言われた通りにできるかな、というところですから。まあね、難しいですよ。短い台詞だけど、何通りにも解釈できるからね。台本を読んでみると、自分の考えていたこととは(シーンの)状況が違うなと気がついたりね。だからって、それをうまくできるわけじゃないけど。そんなことを感じましたね」と振り返った。

 次回は第3話「謎の男」(1月21日)が放送される。

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