「どうする家康」伏見城 夫婦愛にネット涙…彦殿・音尾琢真も「まさか」千代再登場&結婚「いつか寝首…」

[ 2023年11月11日 17:00 ]

大河ドラマ「どうする家康」第42話。「伏見城の戦い」。鳥居元忠(彦右衛門)(音尾琢真)と千代(古川琴音)は最期まで立ち向かい…(C)NHK
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 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は今月5日、第42話が放送され、初回(1月8日)から徳川家康を支え“三河武士の鑑”と称される鳥居元忠(彦右衛門)の最期が描かれた。武田の元忍び・千代(古川琴音)との夫婦愛に、涙の視聴者が続出。元忠役を好演した俳優の音尾琢真(47)は同局を通じてコメントし、撮影の舞台裏を明かした。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となった。

 第42話は「天下分け目」。徳川家康(松本潤)が上杉征伐に向かう中、石田三成(中村七之助)挙兵の報が届く。「小山評定」。西国大名の多くが三成に付く中、家康は天下分け目の戦に臨むため、西へ戻ると宣言。徳川秀忠(森崎ウィン)に真田昌幸(佐藤浩市)攻略を託し、江戸に戻ると各国大名に応援を働き掛ける。一方、千代(古川琴音)とともに伏見城を守る鳥居元忠(音尾琢真)は三成の大軍に囲まれ、最期の時を迎える…という展開。

 天下分け目の「関ヶ原の戦い」の前哨戦「伏見城の戦い」(慶長5年、1600年)が描かれた。

 元忠「数え切れん仲間が先に逝った。土屋長吉、本多忠真、夏目広次、ようやくわしの番が来たんじゃ。うれしいのお」

 千代「私も、ようやく死に場所を得た。ありがとう存じます、旦那様」

 元忠「者共、わしはこれより、城を枕に討ち死にいたす。落ちたい者は落ちよ」「(その場を離れる家臣はいない)三河の荒れ地で、藁の具足かぶって戦っとったわしらが、天下の伏見城を枕に討ち死にできるだで。こんな幸せなことはねえわ」

 千代は被弾してなお不屈。元忠が抱え上げると、夫婦は最期まで立ち向かった。「殿、お別れだわ。浄土で待っとるわ」――。

 第36話「於愛日記」(9月24日)、晴れて結ばれた2人。SNS上には「最期まで戦士」「比翼連理」「彦と千代の最期…涙が止まらん」「夫婦愛が最高すぎる」「長く苦しい旅路の果てに、ようやく死に場所を得たお千代さま」「元忠と千代の壮絶な最期(号泣)。まさか千代にこのような結末が用意されていたとは」「死に場所を探していた似た者夫婦」「伏見城を守る鳥居元忠隊の結束の固さに涙」などの声が続出。視聴者の涙を誘った。

 血痕が残る伏見城の床板は、京・養源院などの天井にして供養。「血天井」と呼ばれる。

 千代はオリジナルキャラクター。くノ一・望月千代女(信濃の武将・望月盛時の妻)がモデルとみられたが、武田四天王の一人・馬場信春の娘だと大久保忠世(小手伸也)の台詞で言及された。

 「天正壬午の乱」(天正10年、1582年)に勝利した徳川家康は馬場信春の娘を側室にしようとしたが、捜索を命じられた鳥居元忠が甲斐・谷村城に連れ帰り、側室に。今回は、このエピソードが巧みにアレンジされた。

 ――千代と結ばれる展開

 役について学ぶ中で、武田家の女性をちゃっかり自分の奥様にしていたというエピソードは知っていたので、今作でも描かれるのかなと気にはなっていました。結果的に千代さんを妻にするという思いもよらない形で描かれました。

 当初は想定されていなかったそうですが、ある日突然、監督から「千代と結婚することになりそうなんですけど、彦さん、どうですか」「武田の女性を見つけ出して妻にしたという言い伝えとジョイントした形にはなるんですけど…」と言われました。相手がまさかの千代ということで、台本を頂く前はいつか寝首をかかれるのかなと想像しましたが、いざ台本が完成すると、彦さんはOKだけど周りの皆が反対するという形。なるほど、と思いました。

 このエピソードを描いてくれて良かったなと思いましたけれど、これは千代人気が高かったから再登場させたんじゃないか!?と個人的には訝しんでおります(笑)。

 次回は第43話「関ヶ原の戦い」(11月12日)が放送される。

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