「どうする家康」杉野遥亮“平平コンビ”山田裕貴に感謝「熱量共有」ピチピチ28歳も関ヶ原後は老けメーク

[ 2023年11月11日 13:50 ]

「どうする家康」榊原康政役・杉野遥亮インタビュー(2)

大河ドラマ「どうする家康」第7話。本證寺に潜入し、寺内町で女子(おなご)に声を掛ける榊原康政(杉野遥亮・左)と本多忠勝(山田裕貴)だったが…(C)NHK
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 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は12日、第43回の放送。ついにクライマックスの天下分け目の大戦「関ヶ原の戦い」(慶長5年、1600年)を迎える。徳川四天王の1人、榊原康政(小平太)役を好演中の俳優・杉野遥亮(28)は大河初出演。1年以上に及んだ撮影の舞台裏を聞いた。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となった。

 名門・榊原家に生まれた榊原康政は、自由気ままな次男。岡崎・大樹寺で学んでいたところ、切腹を試みる松平元康(徳川家康)(松本潤)に遭遇。「厭離穢土(おんりえど)欣求浄土(ごんぐじょうど)」の正しい意味を伝えた。「ちぎれ具足」の初陣から、文武に優れた武将に成長。家康と羽柴(豊臣)秀吉(ムロツヨシ)の唯一の直接対決「小牧・長久手の戦い」においては、秀吉に気づかれることなく奇襲・中入り勢を叩くための“謎の堀(抜け道)”造りを指揮。一番槍を務めた。

 同じく徳川四天王の1人、同じ年齢の本多忠勝(平八郎)(山田裕貴)とは“平平コンビ”として人気に。特に印象に残るのは第7回「わしの家」(2月19日)の“ナンパ鉢合わせ”。本證寺に潜入した2人が「ねえ、お姉さんたち、一緒に踊らないかい」と声を掛けると、於大の方(松嶋菜々子)と登与(猫背椿)。気まずさを絶妙に表現し、視聴者の爆笑をさらった。

 「ちょっとした1個1個の間にこだわりました。現場にいて楽しいと感じるのは、そういうふうに誰かと本気でモノ創りをしている瞬間なんですよね。山田君とは、そこに臨む熱量を共有できました」

 史実としては「関ヶ原の戦い」の後、康政は慶長11年(1606年)に上野・館林で病没。今後は老境を迎えるが「平八郎とお互い、歳を取ったとか言うんですけど、今の僕は正直まだピチピチしているなと(笑)。そういう台詞にも説得力が出るように試行錯誤しましたが、山田君も協力してくれて。老けメークも大変は大変でしたけど、白髪のかつらやシワに助けられた部分もありました」。5歳年上だが、誕生日(9月18日)が同じ“盟友”に感謝した。

 =インタビュー(3)に続く=

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