大橋純子さん急逝 ミュージシャンの訃報相次ぐ2023年 高橋幸宏さん、坂本龍一さん、谷村新司さん…

[ 2023年11月11日 07:52 ]

2018年3月、会見で初期の食道がんが見つかったことを自ら明かした大橋純子さん
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 1970年代後半から80年代前半にかけて「シルエット・ロマンス」「たそがれマイ・ラブ」などのヒット曲を放った歌手の大橋純子(おおはし・じゅんこ)さんが9日に死去した。73歳。北海道出身。死因は明らかにされていないが、食道がんで闘病中だった。

 今月7日には人気ロックバンド「X JAPAN」のベーシストHEATH(ヒース)さんが55歳で死去していたことが判明するなど、ミュージシャンの悲報が相次いでいる。

 今年、天国へと旅立った主なミュージシャンは以下の通り。

 ▽高橋幸宏さん(享年70) 1980年代に3人組バンド「イエロー・マジック・オーケストラ」(YMO)で世界的ヒット曲を生み出した。正確無比なドラムテクニックを誇った。ソロでも活躍した。1月11日に死去した。

 ▽燕真由美さん(享年62) 姉の奈緒美と1970年代、双子の女性アイドルデュオ「ザ・リリーズ」として活躍。ヒット曲「好きよキャプテン」で知られた。1月24日、脳腫瘍のため死去。

 ▽鮎川誠さん(享年74) ロックバンド「シーナ&ロケッツ」のボーカルでギター。1月29日、膵臓がんのため都内の自宅で死去。長女はモデルの鮎川陽子。

 ▽恒岡章さん(享年51) 90年代に社会現象を巻き起こした人気ロックバンド「Hi-STANDARD」のドラマー。2月14日に死去した。

 ▽岡田徹さん(享年73) ロックバンド「ムーンライダーズ」のキーボード担当。2月14日、心不全のため死去。4月のステージのため、リハビリに励んでいるさなかの悲報だった。

 ▽黒田隼之介さん(享年34) 4人組ロックバンド「sumika」ギタリスト。2月23日に死去した。死去前日にもSNSを更新していた。

 ▽黒崎真音さん(享年35) アニソン歌手。2月16日、持病の悪化で死去した。21年9月には配信ライブ中に倒れて救急搬送、硬膜外血腫で緊急手術を受けた。その後、復活ライブも行っていた。

 ▽西村香景(かけい)さん(享年61)  男性路上パフォーマンス集団「一世風靡セピア」のメンバー。2月25日に死去した。若くしてがんが見つかり、複数回手術を受けていた。哀川翔、柳葉敏郎らセピアのメンバーがお別れに集結した。

 ▽坂本龍一さん(享年71) YMOでシンセサイザーを使った斬新なテクノミュージックを引っさげ、世界的ヒット曲を生み出した。88年には米映画「ラストエンペラー」で、米アカデミー賞作曲賞を日本人として初めて受賞した。3月28日、都内の病院で死去。 晩年はがんとの闘いの中、最後まで創作の手を止めなかった。

 ▽akiさん(享年52) 「黒夢」とともに名古屋のロックシーンを彩ったビジュアル系ロックバンド「Laputa(ラピュータ)」のボーカル。2004年の解散後はソロとして活躍した。8月29日、急病のため死去した。

 ▽谷村新司さん(享年74) フォークグループ「アリス」のメンバーで、シンガー・ソングライター。10月8日、死去。急性腸炎で療養中だった。ソロでも「昴」「サライ」など数々の名曲を生み出し、山口百恵さんには「いい日旅立ち」を提供した。

 ▽もんたよしのりさん(享年72) 「もんた&ブラザーズ」のボーカルで、「ダンシング・オールナイト」などのヒット曲で知られた。10月18日、大動脈解離のため死去した。9月にはNHK「うたコン」に出演し、哀愁漂うハスキーボイスを披露したばかりだった。

 ▽犬塚弘さん(享年94) 1960年代に「クレージーキャッツ」の一員として活躍。俳優としても知られた。10月27日までに死去していたことが分かった。グループ唯一の存命者だった。

 ▽「BUCK-TICK」櫻井敦司さん(享年57) ビジュアル系バンド「BUCK-TICK」ボーカル。10月19日、脳幹出血のため死去した。同日のコンサートの序盤でふらついて転倒。会場から緊急搬送されたが、数時間後に帰らぬ人となった。

 ▽「X JAPAN」HEATH(ヒース)さん(享年55) 人気ロックバンド「X JAPAN」のベーシスト。死因などは明らかになっていない。最後に表舞台に立った8月20日のYOSHIKI(年齢非公表)のディナーショーでは元気な姿を見せていた。92年に加入後、確かな腕前でバンドを支えてきた。

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