Novelbright結成10周年記念ライブ ヒット曲乱れ打ちでボーカル竹中「アゲていきましょう!」

[ 2023年10月15日 20:40 ]

結成10周年記念ライブを行ったNovelbrightのボーカル・竹中雄大
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 男性5人組ロックバンド「Novelbright」が15日、横浜アリーナで結成10周年記念ライブを行った。全国20都市21公演を巡るツアーのファイナルでもあり、同所での公演は自身初。ボーカルの竹中雄大(27)が「10周年!アゲていきましょう!」と力強くあおり、代表曲「Walking with you」「ツキミソウ」などヒット曲を乱れ打ち。きょう配信スタートの新曲「ODYSSEY」も含めた全24曲を歌い、集まった約1万人のファンは熱狂した。

 カチコチ、と時間を刻む音が会場に響く。青い光に包まれ、センターステージで1曲目「時を刻む詩」が披露された。竹中が「インディーズ時代に最後に作った曲で、自分たちの物語を歌った10周年にふさわしい曲。1曲目はこれ、と決めていた」と、思いを乗せて選んだ曲。しっとりとした歌声でメロディーに、冒頭から目を潤ませるファンもいた。続く「ランナーズハイ」「開幕宣言」ではアップテンポなリズムで盛り上げ、会場のボルテージは一気に上昇。熱いステージを繰り広げた。

 大阪発の5人組で、2013年にオリジナルメンバーで結成。ライブハウスなどで地道な活動を続け、19年1月に現体制に。同年7月開催の「どチクショー路上ライブTOUR」がSNSで話題を呼び、20年8月にメジャーデビューした。

 ライブに重きを置いて活動を続けてきたが、メジャーデビューはコロナ禍。竹中は「一緒に声出しも出来ず、正直自分の生きている時代が憎いと思った時もある」と振り返ったが、今ツアーでは本来のライブの風景が広がった。「皆さんと一緒に歌ったりはしゃいだり、ファンの方と作り上げてきたツアーです」と語った。

 関西出身のメンバーが多い中、今回が初の横浜アリーナ。ベースの圭吾(27)は、これまで他のバンドのライブを見に足を運んだ事はあるが「あまり“誰かが立ってたステージ”みたいな、憧れは語りたくなくて…今日は俺らの日なので」と話す。「デカいアリーナでできて、関東に進出してきた感覚はあります」と力を込めた。さらに今月22日には自身初の海外公演として、韓国でのライブを控える。ギターの山田海斗(30)は「飛行機が怖いです」と言うが、圭吾は「視野には入れていました!楽しみです」と熱く語った。

 新曲「ODYSSEY」は、結成10周年を記念して制作。作曲したギターの沖聡次郎(28)は「コロナが明けて自分たちの満足できるライブが出来るようになったところから、10周年に紐付けた曲を作ろうと。フレーズやセリフオマージュを含めて、僕ららしい1曲になったかな」と語る。ドラムのねぎ(27)は、曲の印象について「今僕たちができる最上級を出せた、アニバーサリーな曲だと思います」と笑った。

 これから、さらなる飛躍を目指す「Novelbright」。竹中は「アリーナやドームでもライブしたいし、まだまだこんなもんじゃない!もっと行けると思ってもらえるようなバンドでありたい」と意気込む。最後は大歓声と、ファンが照らすスマートフォンの光に包まれながら、ライブを結んだ。

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