藤井王位「豊田市で指せるのはうれしい」 故郷の瀬戸市に隣接する思い出の地 7日開幕王位戦

[ 2023年7月7日 05:07 ]

豊田市能楽堂で、佐々木七段(中央手前)との王位戦第1局の検分に臨む藤井王位(中央)
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 藤井聡太王位(20)=王将、名人、竜王、叡王、棋王、棋聖含む7冠=に佐々木大地七段(28)が挑む第64期王位戦7番勝負第1局は7日、愛知県豊田市の豊田市能楽堂で1日目が始まる。6日は対局場検分があり、その後両者が会見に臨んで意気込みを語った。

 両者は棋聖戦でも5番勝負の最中で、3日に静岡県沼津市で指された第3局は藤井が勝利し、2勝1敗と4連覇へ王手をかけた。豊田市は藤井の故郷・瀬戸市に隣接するとあって「幼稚園から小学校低学年まで何回か参加した大会があった。今回タイトル戦を指せるのはうれしい」と胸の高ぶりを語った。王位戦はここ2期、豊島将之九段(33)を挑戦者に迎え、共に4勝1敗で制したが、その第1局は落とした。いずれも愛知県対局とあって「(振り駒の結果)先後、どちらになっても戦える準備はしてきた」と凱旋勝利を誓った。

 一方、佐々木は師匠の深浦康市九段(51)が第48期から3期王位を獲得。さらに深浦の師匠・花村元司九段も第3期挑戦者だった。「王位戦の舞台に立てることがうれしい。自分にとって、転機になるタイトル戦だと思っている」と思いを語った。(筒崎 嘉一)

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