薬物で起訴の芸能人、復帰に影響?保釈時に黒スーツ、黒ネクタイ姿で肉声謝罪増加のワケ 永山絢斗被告保釈

[ 2023年7月7日 18:56 ]

保釈された永山絢斗(撮影・篠原岳夫)
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 6月16日に大麻取締法違反容疑で逮捕され、今月6日に起訴された俳優の永山絢斗被告(34)が7日、保釈保証金300万円を納付し、勾留先の警視庁原宿署から保釈された。永山被告の弁護人が6日に東京地裁に保釈請求していた。

 黒のスーツに黒のネクタイ姿で午後5時46分、原宿署から姿を見せた永山被告は、報道陣の前まで歩み寄り「このたびはご心配、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした」と話し、約15秒にわたって深々と頭を下げた。

 今回の永山被告のように、違法薬物で起訴された芸能人は近年、保釈時に報道陣に向け、黒っぽいスーツに黒ネクタイ姿で肉声で謝罪するケースが多くなっている。

 2020年9月に大麻取締法違反(所持)罪で起訴された俳優伊勢谷友介は東京湾岸署から保釈される際、黒いスーツに黒いネクタイ姿で集まった約200人の報道陣を見渡した後「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と4秒間頭を下げた。伊勢谷は同年12月に懲役1年、執行猶予3年を言い渡された。

 2020年に覚せい剤取締法違反と医薬品医療機器法違反の罪で起訴された歌手槇原敬之(同年8月に懲役2年、執行猶予3年の有罪判決)はダークグレーのスーツに黒いネクタイ姿で「関係者の皆様、そしてファンの皆様に多大なるご迷惑、ご心配をお掛けしましたことを、ここに深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」と話し、約10秒頭を下げた。

 19年に大麻取締法違反(所持)で逮捕された元男性アイドル(懲役6月、執行猶予2年)も黒スーツ、黒ネクタイ姿で「本当に申し訳ありませんでした」と謝罪の言葉を述べた後、額を地面につける約20秒の土下座で世間を驚かせた。

 同年に逮捕されたミュージシャン(懲役1年6月、執行猶予3年)も保釈時に黒スーツ、黒ネクタイで謝罪の言葉を述べて、深々と頭をさげていた。
 
 芸能関係者は「SNSに投稿すれば謝罪できる時代に、黒スーツに黒ネクタイという“正装”であえて肉声を発して著名人が頭を下げる。これは『世間にしっかりと違法薬物はいけないこと』と知らしめる行為でもある。そういった社会的影響や責任を理解した上での行動といえる。また、本人の将来にとっても大切で、全身全霊で反省していることを世の中に表し、納得してもらうことは、今後、何らかの形で仕事復帰する際に必要になってくる」と話している。
 

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