ナイナイ 振付師・夏まゆみさんを追悼 「天然素材」で反発も…謝罪企画で涙のハグ「救われた」

[ 2023年7月7日 15:42 ]

「ナインティナイン」の岡村隆史(右)、矢部浩之
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 お笑いコンビ「ナインティナイン」が、6日深夜放送のニッポン放送「ナインティナインのオールナイトニッポン」(木曜深夜1・00)に出演し、がんのため6月21日に死去していたことが分かった振付師の夏まゆみさん(享年61)との思い出を語った。

 1991年に結成されたお笑いユニット「吉本印天然素材」に、「雨上がり決死隊」「FUJIWARA」などとともに加入。同名のお笑い番組に出演し、お笑いとダンスを融合させたエンターテインメントで大ブレークした。その番組で、ダンスの振付を担当したのが、夏さんだった。

 岡村隆史(52)は「お笑いが踊って、何してんねん?みたいな空気はすごくあったんですけど、結果あれがなかったら、ダンスがなかったら、天然素材ってホンマ何者でもなかったし、私たちもこうやってラジオでしゃべってないやろなと思う」と、芸人としてのキャリアの礎になったことを感謝。「その振付の大半を担当してくれてはった夏先生が、今日ぱっとニュースで流れたんですけど、亡くならはったと。ショックというか…ホントに我々、お世話になって」とつぶやいた。

 「天然素材」では、ダンスパフォーマンスも手伝い、出演者たちはアイドル的な人気を博した。ナイナイの2人は、当時まだ20代前半。矢部浩之(51)が「迷惑かけましたね。生意気やったから」と申し訳なさそうに振り返ると、岡村は「でも思ってたんですよ。キャー言われて何がうれしいねんって、口では言うてましたけど、今だから言うけど、めちゃくちゃうれしかったんですよね。ホンマのこと言うと。あの時はかっこ付けて言うてましたけど」と、隠していた本心を明かした。

 夏さんは3月に配信された藤本美貴のYouTube動画で、「天然素材」でのダンス指導について回想。「ダンスを嫌いな人に教えないといけなくなる」と、教えることの難しさについて語っていた。中でもナイナイの2人は、夏さんによく反発していたようで、岡村は「僕はちょっと踊りもやってましたけど、それを嫌がっている人たちをまとめて、大変やったと思う。先生は。その中で一番、いきり立っていたのが我々2人やったなって」と反省を口にした。矢部も「若気の至りや」と話した。

 夏さんとは微妙な関係性のまま、2人は94年に天然素材を脱退した。しかし、その後、和解のチャンスが。それは、2015年のフジテレビ「27時間テレビ」だった。同じく夏さんが手がけた「モーニング娘。」とのコラボ企画で、夏さんに謝罪するという機会が設けられた。矢部は「あの27時間テレビ、デカいなと思って。一生懸命練習してダンス、まだ下手だけど、うまくならへんけど、夏先生が見てくれて、今度はうれし涙をね、最後に流してくれたから、ちょっとね、気持ちはね(救われた)」と告白。夏さんは涙を流しながら矢部にハグをしてくれたといい、「最後まで甘えてたな。最後、ハグされたのに救われた」と振り返った。

 岡村には、叶わなかった夏さんとの企画構想があったという。「吉本(興業)の100周年の時も、NGK(なんばグランド花月)でオープニングやらせてもらった時も言うたんです。踊ろうって」。ところが、反対意見が出たため、その提案は幻に終わったという。再び夏さんと新たなエンタメを作れるチャンスだったが、「あそこでオープニングでばーっとNGKで緞帳が開いて、オープニングを任せてもらったんだから、そこでばーっと踊ったら、すごいわーっとなったやろなと、今でもそう思うたりしたんです」と、無念を口にした。天然素材メンバーが50歳を超え、再集結する機会も思い描いていたといい、「その時にまたお願いすることもあるやろなと思っていたんですよ」と、夏さんの早すぎる死を悔やんだ。

 岡村はあらためて、「何回も言いますけど、本当に感謝しています。今さらそんなこと言われてもと思うかもしれませんけど、本当にありがとうございますという気持ちです。ご冥福をお祈りいたします」と、夏さんへの感謝の言葉を送り、追悼した。

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