【シン覆面座談会】笑福亭笑瓶さん 老若男女に好かれた理由

[ 2023年3月4日 09:00 ]

笑福亭笑瓶さん
Photo By スポニチ

 タレントの笑福亭笑瓶さんが66歳の若さで亡くなりました。多くの人に愛されたお笑い界の“名バイプレーヤー”。「シン覆面座談会」のメンバーからも悲しみの声が上がりました。

 ワイドショーデスク タレントの笑福亭笑瓶さんが急性大動脈解離で2月22日に死去した。最近までテレビ番組で元気な姿を見せていたから本当に驚いたね。

 本紙デスク 関係者の誰もが耳を疑うような訃報だった。21日午前に自宅で倒れて救急搬送。翌22日午前に死去した。亡くなる前週の16日にはBS―TBS「噂の!東京マガジン」の収録に参加。いつもと変わらずスタジオで笑いを取っていた。「じゃ、また」といつも通り帰っていったというから、本人もまさかこれが最後の収録になるとは思っていなかっただろう。

 週刊誌記者 2015年にも千葉県内でゴルフをプレー中に同じ大動脈解離を発症した。一命は取り留めたが、この経験から健康には人一倍気を使っていた。大好きなタバコもやめて、ウオーキングもしていた。周囲の人にも体を大切にするようにと口酸っぱく言っていたんだ。

 リポーター 師匠の笑福亭鶴瓶のショックもさぞ大きいだろう。弟子に取った時は2人とも20代。初めての弟子ということもあり鶴瓶にとっては、どう育てていいか不安ばかりだった。そんな思いと裏腹に、笑瓶さんは大阪で人気者になり、東京進出後もバラエティー番組で大活躍した。鶴瓶が病院で最期に立ち会えたことは本当に良かったと思う。

 ワイドデスク 鶴瓶は葬儀で弔辞を読んだ。鶴瓶らしい淡々としたカンペなしのしゃべりで笑いを取りながらだったけど、弟子を思う気持ちであふれていた。年の差5歳の師匠と弟子は、親友のような関係。細かいことに気が利く笑瓶さんの存在は、多忙な鶴瓶にとっては大きかった。「自信なかったけど、こいつに師匠にしてもらった」という言葉は本音だったのだろう。

 本紙デスク 通夜、葬儀に参列した芸能人の言葉からも、笑瓶さんがいかに愛されていたかが分かった。コロナ禍でなかなか葬儀の取材ができなくなっていたこともあって、これだけ多くの芸能人が報道陣の取材に応じるのも久しぶりだった。

 週刊誌記者 山田邦子の「天国に行け、笑ちゃん天国に行けって…棺おけの中に言いました」という言葉が印象的だった。誰にも嫌われない、本当に愛された人だった。

 リポーター 「いつも人を笑わせてくれる」といった言葉を多くの芸能人が口にしていた。あとは徳光和夫が言っていた「全部分かりやすい言葉で、辞書を引かない言葉で見事に場を楽しませてくれる」という言葉は、多くの芸人に参考になる笑瓶さんの生き方だったと思う。これが老若男女に好かれた理由だったのでは。

 ワイドデスク それが長年活躍できた秘けつだったのかもね。黄色い縁の眼鏡でニカッと笑う姿がもう見られないのは寂しいね。

続きを表示

2023年3月4日のニュース