ファン歴40年以上 佐藤浩市 DeNA開幕戦黒星も「残り119試合、勝ちにこだわって」

[ 2020年6月20日 05:30 ]

愛用する応援グッズを手にテレビ観戦する佐藤浩市(撮影・白鳥 佳樹)  
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 プロ野球開幕にDeNAを愛する俳優・佐藤浩市(59)ら芸能界のファンも大フィーバー。スタジアムに行けなくても自宅や仕事先から熱烈パワーを送るリモート応援だ。

 無観客であいにく雨の中での開幕でも、やっぱり心躍るものがある。負けてしまったのは残念だけれど、短いとはいえ残り119試合、勝ちにこだわって戦ってほしい。

 昨季までリーダーシップを取っていた筒香(嘉智、現レイズ)が抜けた穴を、皆で埋めていこうという結束力が生まれたと思う。今永(昇太)には15勝してほしいし、佐野(恵太)がどこまでできるかだね。もちろん22年ぶりの優勝は期待するけれど、こういうシーズンだからこそどの球団も頑張って、ファンにいい思い出をプレゼントしてほしい。

 川崎球場から横浜スタジアムに移った頃からだから横浜(現DeNA)のファン歴は長いよ。東京生まれだけれど、素直に巨人、ヤクルトじゃなかったんだよなあ。遠藤(一彦)さんのフォークも魅力的だったし、佐々木(主浩)、山崎(康晃)とスプリット系の好投手が伝統がある。カルロス・ポンちゃん(ポンセ)やフェリックス・ベルナルド・ミヤーン、フルネームを言える人はなかなかいないと思うけれど、愛きょうのある外国人も多かった。98年に優勝した時はフジテレビ「タブロイド」というドラマをやっていて、優勝した翌日の撮影で真田(広之)たちが花束を持って出迎えてくれたこともあった。

 球場で皆で騒ぎながら応援するのもいいけれど、見たいところを切り取ってくれるテレビ中継も嫌いじゃないタイプ。ゆっくりと一献傾けながら見るのが好きだな。大歓声がないのは寂しいけれど、観客が入るようになれば変わってくると思う。

 映画の撮影も3カ月ぶりに再開した。思ったより違和感はなく、自分の居場所というか存在確認ができたのは良かった。まだまだお客さんを前にした舞台あいさつはできないけれど、野球ともども盛り上げていきたいね。

 ◆佐藤 浩市(さとう・こういち)1960年(昭35)12月10日生まれ、東京都出身の59歳。81年、映画デビュー作「青春の門」でブルーリボン賞新人賞受賞。主演映画「サイレント・トーキョー」が12月公開予定。

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