吉本興業 BS放送事業者に 2021年度中に「よしもとチャンネル(仮)」開局予定

[ 2019年11月29日 16:30 ]

 吉本興業は29日、総務省から衛星基幹放送事業者認定証の交付を受けた。これによりBS放送の放送事業者となり、2021年度中に「よしもとチャンネル(仮)」を開局する予定と発表した。

 ニュース、教養、教育、アニメ、スポーツ、バラエティー、ドラマなど、さまざまなジャンルのオリジナル番組コンテンツを扱う総合チャンネル。一部の番組を除き、無料放送となる。

 総務省も「総務省は本日、本年9月9日の電波監理審議会からの答申を踏まえ、BS放送(右旋)に係る衛星基幹放送の業務(高精細度テレビジョン放送)の認定を行い、認定を受けた者の代表者に対し、認定証を交付しました。今般の認定を踏まえた放送は、2021年度中に開始される予定です」と認定4者を発表した。

 吉本は全国各地域の魅力発信、地方創生や地域活性化につながるコンテンツを積極的に制作、展開するとしている。11年にスタートした47都道府県「あなたの街に“住みます”プロジェクト」の「住みます芸人」を活用し、各地の話題を届けるる全国ニュースのほか、地方メディア(新聞・テレビ・ラジオなど)とも協力した地域発のオリジナルコンテンツ制作を通じ、人・文化・食など地方の魅力を幅広く伝える。

 また、各地の劇場中継や吉本が権利を持つ番組のアーカイブ放送も予定。番組コンテンツはインターネット配信も視野に入れ、アジアを中心とした海外メディアとの連携も進める。

 オリジナル番組には吉本所属のトップクラスから若手の芸人はもちろん、あらゆるタレントの活躍の場を広げ、新時代を担うエンターテインメント人材の発掘・雇用創出につながる。

 次の100年を見据え「地域」「アジア」「デジタル」をキーワードに掲げてきた吉本。「よしもとチャンネル(仮)」は、その集大成の1つになる。

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2019年11月29日のニュース