パラアスリート中西麻耶、信念貫き“東京”へ!「情熱大陸」でその姿に密着

[ 2019年11月30日 01:20 ]

2020年の東京パラリンピック・走り幅跳びで4大会連続出場を目指す中西麻耶
Photo By 提供写真

 MBS・TBS系「情熱大陸」(日曜後11・00)の12月1日放送は「パラ陸上競技選手・中西麻耶」にスポットを当てる。

 どんな状況においても「誰が何と言おうと、やるか、やらないかを決めるのは私」。そう言って、自分の信念を貫き続ける1人のアスリートがいる。パラリンピック陸上競技・中西麻耶(34)だ。現在、日本パラリンピック走り幅跳びのトップランナー。挑戦しているのは、T64と呼ばれるクラス(障がいの分類)の走り幅跳び。このクラスで彼女はこれまで数々の記録を樹立してきたが、道のりは決して平坦ではなかった。

 中西は21歳の時、仕事中の事故で右足を失った。高校時代はソフトテニス部でインターハイ、国体に出場。スポーツに明け暮れていたが、人生最大の挫折。想像を絶する苦難だった。しかし、そんな失意の中で中西は「義足」に出会う。大きな希望をもたらし、走り幅跳びという新たな挑戦へ導かれた。16年に31歳で自己ベスト更新の5メートル51センチの跳躍で日本新記録、アジア記録を打ち立てると、同年のリオパラリンピックで4位に。メダルまであと一歩と迫った。

 中西は過去、北京、ロンドン、リオデジャネイロと3大会連続でパラリンピックに出場してきた。今回で4度目となる東京パラリンピックでは、前人未到の6メートルを飛ぶことが目標だそうだ。

 「走り幅跳びは、タイミングや風によって20センチも30センチも変わる時がある。6メートルを跳べる可能性があると思っています」と、その言葉に一切の迷いはない。

 今回は19年11月のパラ陸上・ドバイ世界選手権大会で今季ベスト記録で金メダルを獲得し、来年の東京パラ五輪代表に内定するまでに密着。夢への切符を手に入れるまでの軌跡を追う。

続きを表示

2019年11月29日のニュース