藤井王位 4勝2敗で6連覇 歴代4位・渡辺九段の31期に並ぶ 今年に入って永瀬との7番勝負3連勝

[ 2025年9月10日 20:14 ]

王位戦第6局2日目に臨む藤井聡太王位(日本将棋連盟提供)
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 将棋の藤井聡太王位(23)=王将など7冠=が挑戦者に永瀬拓矢九段(32)を迎える第66期王位戦7番勝負は10日、東京・将棋会館で第6局2日目が指し継がれ、先手・藤井が151手で勝利した。対戦成績を4勝2敗として6連覇。タイトル獲得期数を通算31期とし、歴代4位の渡辺明九段(41)に並んだ。

 「そのことは全く意識してなかった。この王位戦は大変なシリーズでしたし、一つ数字を積み上げて渡辺九段と並ぶことができたのは光栄」

 興奮を鎮めるように、言葉を選びながら話した。渡辺はタイトル戦に44回出場しての31期。勝率・705は高率だが、藤井は32回出場して31期。「空前絶後」と呼べそうな超高率で到達した。
 1日目の昼食休憩明け。藤井から意表の一手が飛び出した。2筋の自身の飛車の前へ角を打った。斜め四方へ無尽の射程があるこの大駒を、敵味方の歩が密集する地点へ放ったのだ。

 ところが封じ手までの形勢については悲観したという。「失敗してしまった。どれくらい頑張れるかという形」。言葉を裏付けるように、この日の対局再開後、永瀬が攻勢を強めた。86手目、8筋へ桂取りに手裏剣の歩を飛ばすと、藤井はその左桂を9筋に跳ねて逃した。さらに永瀬が90手目、飛車取りに角を敵陣へ放って藤井王への包囲網を狭めた。

 昼食休憩後、藤井が反撃に転じる。7筋の歩の突き捨てから5筋の歩も伸ばす。さらに左銀の進撃。先に成られた永瀬竜に飛車交換を迫った。そして119手目、手駒にした飛車を敵陣へ打ち下ろして王手。自王の安全も読み切って押し切った。

 「最後の最後に好転した。シリーズ後半に内容も含めてうまくいかないことが多かった。本局も含めて一局一局振り返って次に生かしたい」

 開幕3連勝後、連敗して迎え、今回敗れると17度目の7番勝負で初の3敗目、初の3勝3敗で最終局突入となるところだった。それでも踏み止まった。永瀬とは今年に入って王将戦、名人戦に続いて7番勝負で相対し、4勝1敗、4勝1敗、4勝2敗で3連勝した。

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