ザギトワ「日本とロシアの架け橋に」 インスタに愛犬マサルの妹や日露友好之像

[ 2019年4月4日 10:00 ]

マサルを抱くザギトワ(AP)
Photo By AP

 フィギュアスケート選手のアリーナ・ザギトワ(16=ロシア)の愛犬マサルの妹「Katyan」が話題だ。インスタグラムで対面したことを報告し、ツーショットを公開したところ、ネット上などで「犬もザギトワもかわいい」と注目が集まっている。

 裏側を取材すると「Katyan」とは、秋田犬保存会会長で日本維新の会国対委員長、遠藤敬衆院議員が飼っている雌の秋田犬「勝ちゃん(カッチャン)」のことだった。ザギトワが「マサル」を「勝つ」という意味を込めて付けたことから、妹は「勝」の文字を入れて名付けられたという。

 遠藤氏はモスクワでザギトワにマサルを手渡した人物。それまでにも、贈呈候補の犬の写真を見せて相談に乗ったり、飼い方を伝えたりするなど、ザギトワにとって秋田犬の頼れる窓口となっている。

 3月末に大阪で行われたフィギュアスケートのアイスショー「スターズ・オン・アイス」に出場したザギトワは遠藤氏と再会。遠藤氏から「大阪にマサルの妹がいますよ」と伝えられ、ザギトワは愛犬の妹に会いに行くことを希望し、あのツーショットを撮影した。ザギトワは「カッチャン」を見て「マサルにそっくり」と喜んでいたという。

 その後、大阪府堺市から高石市にまたがる浜寺公園に建ち、小泉純一郎首相(2002年当時)の名前とプーチン大統領の著名が刻まれた「日露友好之像」を訪れた写真もアップした。ザギトワの来日時の取材を進めると、常々「日本とロシアの架け橋になるようなことをしたい」と話している。関係者は「その思いがインスタグラムのアップにつながったのでは」と語った。

 遠藤氏は「ザギトワさんの活躍で秋田犬が世界に広まることは本当にうれしいことです」と話す。ザギトワが活躍する度に話題上る秋田犬。ブームはまだまだ続きそうだ。(記者コラム)

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2019年4月4日のニュース