有働アナ 1万人の第九に朗読ゲスト 司会の羽鳥アナ 緊張のあまり「途中で吐きそうでした」

[ 2018年12月2日 19:53 ]

第九の原詩を日本語訳・編集した「よろこびのうた」を朗読するフリーアナウンサーの有働由美子?MBS/サントリー1万人の第九
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 元NHKでフリーの有働由美子アナ(49)が2日、大阪城ホール(大阪市中央区)で開かれた「第36回サントリー1万人の第九」(本社後援)に朗読ゲストとして参加した。

 第九の演奏前に、第4楽章の歌詞の元となったシラーの詩「歓喜に寄せて」の日本語訳を朗読した。2013年から恒例となっており、過去には仲間由紀恵(39)、小栗旬(35)らが担当。俳優・女優以外が朗読するのは有働が初となる。途中、言葉を言い直す場面があったものの美声を響かせ、大きな拍手を浴びた。

 NHK時代は紅白歌合戦の司会を務めるなど大舞台には慣れているはずだが、この日は事情が違ったようだ。終演後の会見では、「紅白は3000人と客席と舞台が分かれている。今日は一体となった1万人以上の方の真ん中(にある舞台)だったので、まったく違う体験。舞い上がるというか、今記憶にないぐらいの感じでした」と振り返った。

 司会の羽鳥慎一(47)には、同業者・有働の朗読を「今までで一番緊張して聞いた。途中で吐きそうでした」と言われ、苦笑い。「(言葉を言い直して)羽鳥さんを吐きそうにさせた瞬間は、“滑舌が甘かった、これはどうしよう”と思って言い直した」とため息をつき、総監督・指揮を務めた世界的指揮者の佐渡裕氏(57)に「ごめんなさ〜い!」ともたれかかり、笑わせた。佐渡氏には、「かなり注文出しましたからね。ほんとにステキだった」と労われ、胸をなで下ろした。 

 3月末でNHKを退社しフリーに転身。「想像してないような激動の1年。まだその激動の中を走ってる感じで、試行錯誤しながら新しいステージでやっている」と語った。初体験となった「1万人の第九」に感動し、「今年の締めとしてはありがたかった。来年は新しい時代になるので、自分をもっと頑張ろうという気持ちを、皆さんの歌声からもらった」と声を弾ませていた。

 当日の模様はTBS、MBSテレビなどで29日午後4時放送。

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2018年12月2日のニュース