「下町ロケット」今度はバレエダンサー宮尾俊太郎が参戦「表現に本業の壁はない」中間管理職のエンジニア役

[ 2018年12月2日 12:00 ]

日曜劇場「下町ロケット」に出演する宮尾俊太郎(C)TBS
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 熊川哲也(46)率いる「Kバレエカンパニー」のメンバー・宮尾俊太郎(34)がTBS日曜劇場「下町ロケット」(日曜後9・00)に第8話(2日)から出演することが分かった。お笑いタレントのイモトアヤコ(32)フリーアナウンサーの古舘伊知郎(63)ら異色のキャスティングが反響を呼ぶ中、今度は日本を代表するバレエダンサーが参戦。「僕の中では表現をするということに本業はこれという壁はなく、与えられた表現の場で最高のものとなるよう全力を尽くすのみであります」と意気込み。ドラマ終盤を彩る。

 作家・池井戸潤氏のベストセラーシリーズが原作。俳優の阿部寛(54)が主演を務める、経営難に追い込まれた下町(東京・大田区)の町工場・佃製作所がその技術力により困難を打ち破る様を描き、列島に感動を巻き起こしたエンターテインメント巨編の3年ぶり続編。今回は宇宙から大地へ。農業を営む経理部長・殿村(立川談春)の実家のトラクターをヒントに、佃製作所は自転車・自動車・船舶・鉄道・エスカレーターなどに組み込まれている部品「トランスミッション(変速機)」の開発に挑む。

 宮尾が演じるのは、佃航平(阿部)を裏切った伊丹大(尾上菊之助)が社長を務めるベンチャー企業「ギアゴースト」のエンジニア・堀田文郎。中堅社員として、上司の氷室(高橋努)と部下の柏田(馬場徹)の間に挟まれながらも懸命に仕事を全うする。

 1998年、14歳の時バレエを始め、3年後に仏留学。帰国後の2004年、Kバレエカンパニーに入団した。10年1月期のTBS「ヤマトナデシコ七変化」で連続ドラマ初出演。同局ドラマは16年10月期「IQ246〜華麗なる事件簿〜」以来2年ぶりの出演となる。

 宮尾は「この度は『下町ロケット』に出演させていただき、大変光栄に思っています。最初の撮影に入った時、現場の雰囲気はどこかシビアで、無駄のない空気を感じました」と緊張気味ながらも、イモトや古舘ら「異業種のお仕事をされている方々がたくさん出演されている作品ですが、僕の中では表現をするということに本業はこれという壁はなく、与えられた表現の場で最高のものとなるよう全力を尽くすのみであります。多くの方に愛されるこの作品を、全身全霊で演じさせていただきます」と張り切っている。

 同局の伊與田英徳プロデューサーは「以前、宮尾さんの公演を拝見させていただき、凛とした涼しさの中にも、情熱を秘めたパフォーマンスに圧倒されました。今回は中間管理職として仕事にあたる堀田という役を、普段はクールな印象の宮尾さんに演じていただけたらと思い、思い切ってオファーさせていただきました」と起用理由を説明。「上司と部下に挟まれながらも苦闘するエンジニア役を見事に表現していただけたと思いますので、是非ご覧ください」と呼び掛けている。

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