フジ社長 オウム事件は「メディアの役割が大きく問われた」 緊急特番も放送決定

[ 2018年7月6日 16:49 ]

フジテレビ
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 フジテレビの宮内正喜社長(74)が6日、東京・台場の同局で定例会見を行った。この日、地下鉄、松本両サリン事件などオウム真理教による一連の犯行を首謀したとして、殺人などの罪に問われ、死刑が確定していた松本智津夫死刑囚(63)=教祖名麻原彰晃=の刑が東京拘置所で執行されたことを受け、コメントした。

 死刑執行を受け、「とくダネ!」では8時45分に「死刑執行の手続き開始」のテロップが流れ、伊藤利尋アナウンサー(45)がニュースを読み上げた後、報道センターに切り替わり、8時54分に再び「とくダネ!」スタジオに戻り、報道フロアと交互にニュースを伝えた。その後の「ノンストップ!」を報道特別番組に切り変えたほか、「プライムニュースデイズ」「バイキング」「直撃LIVEグッディ!」で多くの時間を割いて事件について報道。急きょ、この日夜放送の金曜プレミアムを「緊急スペシャル教祖麻原ら7人死刑執行 日本が震えたオウム事…」(後7・57)として放送することも決定した。

 宮内社長は「オウムの一連の事件、これに関しては日本の犯罪最悪のテロ事件でありまして、我々メディアの役割が大きく問われた事件でもあります。本来のメディア、テレビ報道の役割、使命、責任を改めて認識した。これからも真摯に取り組むことを続けていきたいと再認識したところです」とコメント。緊急特番については「30年にわたって、これまでフジテレビが取材したオウム真理教のすべてを放送する予定です。未解決の事件の数々の謎に迫る放送になると聞いております」とした。

 また、報道担当の岸本一朗専務は「日本史上最大、あるいは世界を震撼させたテロ事件。そこは非常に大きくメディアの役割を問われた。我々としては、今後も含めて、この事件の持つ意味を継続的に検証していきたい。それを教訓として警鐘を鳴らしていきたい」と話した。

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2018年7月6日のニュース