フジ社長 4月大幅改編から3カ月「一定の評価」

[ 2018年7月6日 15:31 ]

フジテレビ
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 フジテレビの宮内正喜社長(74)が6日、東京・台場の同局で定例会見を行い、4月の大幅改編の手ごたえを口にした。

 同局は4月改編で、長年同局のタイムテーブルを支えた「とんねるずのみなさんのおかげでした」(木曜後9・00)、「めちゃ×2イケてるッ!」(土曜後7・57)、「おじゃMAP!!」(水曜後7・00)、「ウチくる!?」(日曜後0・00)といった長寿番組は数々終了。改編率は全日帯28・2%、ゴールデン帯(午後7時から同10時)29・8%、プライム帯(午後7時から同11時)29・5%と大きな改編を行った。

 坂上忍(50)がMCを務める新番組「直撃!シンソウ坂上」、「とんねるず」石橋貴明(56)とタレントのミッツ・マングローブ(43)が司会を務める新番組「石橋貴明のたいむとんねる」(月曜後11・15)、「なりゆき街道旅」(日曜後0・00)、「林修のニッポンドリル」(水曜後7・57)、「梅沢富美男のズバッと聞きます!」(水曜後10・00)と数々の新番組がスタートした。新ドラマとしても、長澤まさみ(30)主演の「コンフィデンスマンJP」(月曜後9・00)、ディーン・フジオカ(37)主演「モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―」(フジ系、木曜午後10時)、坂口健太郎(26)主演の「シグナル長期未解決事件捜査班」(火曜後9・00)を放送。視聴率的には一桁と苦戦を強いられたが、作品満足度など、内容面での評価は高かった。

 宮内社長は「4月改編から3カ月経ったが、私としては一定の評価をしております」と評価。「3本のドラマは視聴者に満足度が高かったと聞いています。改変前よりも視聴率アップしている。内容面でも評価をいただいている番組も増えていると思っております。新番組が視聴率が上がるまでは若干時間がかかる」とし、「林修のニッポンドリル」が放送7回目の放送で2桁を獲得したことに触れ、成果が出ていることを強調した。

 全日帯のレギュラー番組では「めざましテレビ」と「バイキング」の好調番組として挙げ、特に「バイキング」は「横並びトップ争いをしている。確実に視聴率が上昇している」と評価した。ただ「全体として視聴率が物足りないのは確か」と全体としてはまだ伸びていないことにも触れ、「『プライムニュース』に期待をしているが、夕方のニュースの視聴率はゴールデン帯にも直結する。視聴習慣が得るまで時間がかかるが、地道に頑張っていきたい。今後も視聴者のご意見に真摯に耳を傾けて、視聴率向上に努力くしていきたい」とした。

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2018年7月6日のニュース