フジ社長 ポーランド戦高視聴に「テレビの力を改めて認識」

[ 2018年7月6日 16:07 ]

<日本・ポーランド>決勝T進出が決まり、酒井高(右)と喜ぶ香川(撮影・西海健太郎)
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 フジテレビの宮内正喜社長(74)が6日、東京・台場の同局で定例会見を行った。サッカー日本代表のワールドカップ(W杯)1次リーグ最終戦、決勝トーナメント進出が掛かったポーランド戦(6月28日、後10・40〜深夜1・10)を生中継し、平均視聴率は44・2%、瞬間最高は54・0%(午後11時46分)を獲得し、同局の今年トップの視聴率を獲得したことに言及。

 同局のサッカー中継の視聴率では、02年W杯日韓大会のロシア戦(6月9日)でマークした66・1%、98年W杯アジア地区第3代表決定戦のイラン戦(11月16日)での47・9%に次いで歴代3位の記録となった。

 宮内社長は「フジテレビでは8試合の生中継を行いました。序盤、日本でのW杯の大会の盛り上げ、空気感を作り出すという役割を果たしたのではないかと思っております」とコメント。

 自身も社内で社員とともに生観戦したという、ポーランド戦の高視聴率については「8年ぶりに決勝トーナメント進出を決めた歴史的な試合になった。世の中が注目されるテレビの力を改めて認識したところ。社内でも大いに盛り上がりまして、この盛り上がりを視聴率向上のきっかけにしていきたい」とした。サッカー日本代表については「残念ながら、ベスト16で敗退となりましたが、アジアで唯一決勝トーナメントに進み、世界の強豪に引けをとらない闘いをした。これから次のステージに向けてまい進してほしい。フジテレビとしても応援していきたい」とエールを送った。

 一部で、最近、サッカー中継に芸能人を呼びすぎでは?という指摘も出ている。これについて、編成統括局長の石原隆取締役(57)は「各局スポーツ解説者以外の方を呼んでいるが、いろいろな考え方はあると思う。もちろん、サッカーのファンの方は批判もあるかもしれませんし、熱心なファンじゃなくても入り口を入りやすくしてあげる効果もあるということもあり、そういう演出をしている部分もある。どちらが正しいかは難しい。我々としてはなるべく間口を広く、たくさんの方に楽しんでいただく努力をしている」と説明した。

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