宝塚雪組「凱旋門」の新人公演で縣千が初主演 カーテンコールで感極まる姿も

[ 2018年6月26日 20:45 ]

宝塚歌劇団雪組公演「凱旋門」の新人公演で初主演した縣千(右)とヒロインの潤花
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 宝塚歌劇団雪組公演「凱旋門」の新人公演が26日、兵庫・宝塚大劇場で行われ入団4年目のホープ、縣千(あがた・せん)が初主演を務めた。

 ナチスの影におびえ、ヨーロッパ各国からパリに亡命する若者の姿を描いた名作で、専科スター轟悠(とどろき・ゆう)が雪組トップスター時代に演じ、今回18年ぶりに同じ役を演じることでも話題の作品。男役34年目という轟の役を縣が演じるのはハードルが高いが、それでも縣は丁寧なセリフ回しと、正統派の男役らしい舞台姿で超満員の客席を魅了。

 カーテンコールでは、時に涙で声を震わせながら「お稽古では自分と向き合い、ひたすら悩んで道を発見する日々でした」とあいさつした。終演後には取材に応じ「課題はもちろん、たくさんありますがラヴィック(役名)としてちゃんと(舞台で)生きられた」と精いっぱいの熱演に胸を張った。

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2018年6月26日のニュース