木梨憲武 ポーランド戦キーマンに柴崎指名「ズドンとミドル決めて」

[ 2018年6月26日 11:00 ]

日本代表の戦いぶりに笑顔の木梨憲武(撮影・森沢裕)
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 決勝T進出へ大きく前進したW杯セネガル戦に芸能界も大興奮!木梨憲武(56)は「日本代表 負けられない決戦『木梨目線』」で決勝Tに向け、MF柴崎岳(26)のさらなる活躍を予想。ポーランド戦では豪快なミドルシュートに期待した。

 個展で訪れていたロンドンから24日夕方に日本に帰ってきて、夜中はもうね、時差ボケで目がパッチリ。セネガル戦だけじゃなく、その後のコロンビア―ポーランド戦までしっかり見たよ。

 W杯の本大会で日本が初めて1試合に2度も追いついた。点を取られても「1点差までなら大丈夫」という雰囲気がある。全員が役割を分かっていて、チームがまとまってるから見てても楽しい。

 マン・オブ・ザ・マッチは昌子、柴崎、長谷部…。みんな良かった。柴崎は凄かったね。ボールを取られないから、彼に渡しておけば大丈夫。絶妙なパスも出して、いつもチャンスをつくっている。大迫も原口もよく走ってるし、結果的にだけど、監督が交代してチームが一つになって良い方向に回っている。

 次の相手のポーランドは、“売り込みサッカー”をしてくるんじゃないですか。1次リーグ敗退が決まってチームの目標が消えた以上、選手個人のアピール合戦になる。「スペインでプレーしたい」「イタリアに移籍したい」「年俸を上げたい」って、夏の移籍市場に向けた絶好のプロモーションの機会だからね。個の力でガンガン攻めてきますよ。世界ランク8位のプライドを懸けて、勝ちにくると思う。

 でも、日本は今まで通りに戦えばいい。組織の力でセネガルのFWマネを抑えたように、FWレバンドフスキも抑えられる。大切なのは試合開始からの15分。セネガル戦も良いリズムで入ったところで、前半11分にやられた。同点で前半が終われれば、相手が疲れて後半は日本のペース。サブにも良い選手がそろってる。乾が活躍して、同じポジションの宇佐美はウズウズしてるよね。

 次にゴールを決めるのは柴崎だね。CKから相手のクリアボールを、ズドンとミドルで決めてくれたら最高。この2試合はパスで味方のお膳立てをしてるから、次はシュートで魅せてほしい。崩されていないのに「あれが入っちゃったの?」というゴールの方が、相手のショックは大きいでしょ。逆に、余計なミスとかハンドでPKとか、そういう失点は避けたいね。予想は2―0で日本の勝利!

 “おっさんジャパン”なんて言われたけど、本当のおっさんは、俺みたいな50代のことを言うのよ。奥寺康彦さんの時代から見てきて、日本リーグがJリーグになっていって。でも、今は「俺は欧州のこのチームに入るんだ」って目標を持ってる時代。みんな頼もしい。年齢的には本田も長谷部もオカ(岡崎)もラストのW杯。大会前にオカにメールしたら、「全て出し尽くします」って。まだまだ若い30代の底力に期待しましょうよ!

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2018年6月26日のニュース