「Rの法則」打ち切り NHK 山口達也と被害者の接点になったことを問題視

[ 2018年5月8日 05:30 ]

東京・渋谷区神南のNHK
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 ジャニーズ事務所が、女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検され起訴猶予処分となった元TOKIOの山口達也(46)と契約解除してから一夜明けた7日、NHKは山口が司会を務めていたEテレ「Rの法則」(月〜木曜後6・55)の打ち切りを発表した。また嵐の櫻井翔(36)が日本テレビ「NEWS ZERO」に出演し「苦しい思いもある」とコメントした。

 「Rの法則」は2011年4月にスタート。7年間続いた番組が司会者の不祥事で打ち切られる事態となった。

 同局広報局は文書で「事件を受け、NHKとして総合的に判断した結果、番組の継続は困難であるとの結論に至り、本日(7日)、制作・放送を終了することを決めました」と説明した。関係者によると、制作・放送終了の大きな要因は、この番組が山口と被害者の出会いの場になったことだという。

 NHKは4月25日以降、この番組の放送を休止し、別の番組を放送。7日からは海外ドラマ「100 オトナになったらできないこと」の再放送を始めたが、このドラマの後番組については「決まり次第お知らせします」としている。

 関係者は「新番組をスタートさせるのも容易ではない。“Rの法則”は月〜木の帯番組だったが、帯番組を新たに立ち上げるには相当な時間が必要だし、かといって新番組を4本用意するのも大変。これから準備しても7月には間に合わず、10月以降になるかもしれない」と話した。

 NHKの番組が4月の番組改編直後に打ち切りになるのは極めて異例だ。

 最近では俳優の小出恵介(34)が17歳の女性と飲酒・淫行騒動を起こし、主演したNHKのドラマ「神様からひと言」(昨年6月10日放送開始予定)が直前に放送中止になった例がある。この件ではNHKが小出の所属事務所に損害賠償を請求する事態に至った。

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2018年5月8日のニュース