テレ朝・角南社長 女性記者セクハラ問題で自社の対応に「残念で遺憾」

[ 2018年4月24日 17:08 ]

テレビ朝日定例社長会見に出席した角南源五社長(右)と篠塚浩取締役報道局長
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 テレビ朝日の角南源五社長(61)が24日、東京・六本木の同局で定例会見に行い、財務省の福田淳一事務次官(58)による同局の女性記者へのセクハラ疑惑についての今後の対応についてコメントした。

 今回の件での再発防止策について、角南社長は「以前から社内の(セクハラ)相談窓口はありますが、それに問題点がなかったが検証していく。特別チームを組んで、この問題への対応や、今後のコンプライアンス体制の見直しに取り組んでまいろうとしております」と、現在は体制づくりをしている段階と説明。

 今回の件での対応について「当社の従業員が社外の関係者からセクハラを受けた場合、社内で情報を共有して対応すべきものだったと考えております。今回は社内での情報共有ができず、社として適切な対応ができなかったと考えております。本来ならば、上司からさらに上げるべきで、確認作業等が行われ、次の段階に行くということ。そちらが行われていなかったことが残念で遺憾です」とした。

 テレビ朝日によると、女性記者らへの聞き取りで、いくつかの事実が判明。女性記者と福田次官との1対1の会食は1年半ほど前から1年前ぐらいにかけて数回行われたが、食事のたびにセクハラ発言があり、会話も録音することがあった。

 女性社員は以前から上司にセクハラ被害を訴え、1年前から夜の1対1の会合は避けていたというが、なぜこの日は福田氏との会合に臨んだのか。

 森友問題での独自ニュースがNHKで報じられ、デスクから報道の裏取り取材を経済部員全員へ指示。そのタイミングで、女性記者のもとにたまたま福田氏から連絡があったため、1年ぶりに夜9時頃から夜10時頃までの夜の会食に向かった。デスクには福田氏と会うことは伝えていたという。

 記者から「福田氏との会合を受けたデスクが想定されるセクハラ被害を黙認したのでは?」の指摘も出たが、篠塚浩取締役報道局長は「確認させてください」とコメントしなかった。また、女性記者や上司の処分の有無などに関して、角南社長は「現在、調査を続けているところでございます」と明言を避けた。

 その時もセクハラ発言が多数あったため、自らの身を守るため、会話を録音した。後日、セクハラの事実をテレビ朝日で報じるべきでないかを上司に相談したが、上司は「今のメディア状況の中で、自分の経験からしても現実的に放送は難しい。声を上げることでダメージを被りかねない、放送できたとしても二次被害がある」として報道は「難しい」と返答。女性記者はセクハラ被害が黙認される恐れがあると考え、「週刊新潮」に持ち込み、取材に応じたという。

 その後、18日の福田氏の辞任発表を受け、その夜、同社の女性社員がセクハラ被害を受けたと会見で発表。福田氏はテレ朝の公表に対し、録音音源の全体を聞けば「そういうものに該当しないと分かる」などと反論。両者の主張は真っ向から対立している。

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