角川博 衣笠祥雄さん悼む 解説かすれ声「ご体調が気になっていた矢先」サインは家宝

[ 2018年4月24日 16:30 ]

歌手の角川博
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 プロ野球・広島で活躍し、2215試合連続出場で「鉄人」と呼ばれた衣笠祥雄氏が23日、上行結腸がんのため、都内で死去した。71歳。京都府出身。広島市出身の歌手・角川博(64)が24日、所属事務所を通じて追悼コメントを発表した。

 「突然の訃報に言葉になりません。つい最近も試合の解説で出ておいででしたが、その時のお声がいつもと違うような気がして少しご体調が気になっていた矢先の訃報で、驚いております」とショックを受けた様子。

 「私のデビュー当時から、お会いした時にはいつも優しく声をかけてくださる優しい方でした。約30年前に地元で私の両親と食事をしていた際、偶然お会いしたことがあったのですが、その時も気さくに声をかけてくださり両親も大変喜び、大きな親孝行をさせていただきました。野球人として日本の宝だったことは言うまでもありませんが、広島以外のご出身の方で、これほど広島県民に愛された方はいないのではないでしょうか」と思い出を明かした。

 「そんな“優しい鉄人”とお会いした日々が昨日のことのように思い出されます。衣笠さんが現役時代、球場へ応援に行った際バットにサインを頂き、それを家宝にしておりますが、今そのバットを見ると、あの優しいお声が聞こえてくるような気がいたします。ご冥福をお祈りいたします」と故人をしのんだ。

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2018年4月24日のニュース