松坂桃李 主演作R指定で宣伝できずも大ヒット「番宣ってなんなんだろうな」

[ 2018年4月15日 17:48 ]

映画「娼年」女性限定上映会舞台あいさつに登壇した松坂桃李
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 俳優の松坂桃李(29)が15日、都内で行われた主演映画「娼年(しょうねん)」(監督三浦大輔)の女性限定上映会舞台あいさつに登壇した。

 同作は、性の極限を描いたセンセーショナルな内容が話題を呼んだ石田衣良氏の同名恋愛小説を、16年に上演された舞台版と同じ“松坂×三浦監督”のコンビで映画化したもので、無気力な生活を送っていた大学生・森中領(松坂)が、“娼夫・リョウ”として仕事をしていく中で、女性一人ひとりの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気付き、心引かれ、やりがいを見つけていくさまを描いている。

 上演後の舞台あいさつに登壇した松坂は、会場いっぱいの女性客を目にすると「ハードプレーですよ。これはたまげますよね。アウェー感が…」と苦笑いを浮かべ、「マスコミの方たち(男性)がいてくれるのが唯一の救いですね」と吐露。

 また、アニメ映画が多数公開されている中で、同作も大ヒットを記録していることを耳にすると「公開時期が間違っているのかなって思いましたもん。本当に満席なんですか?『コナン』じゃなくて?」と疑い、R指定が付いている作品のため、あまり番宣ができなかったそうで「(大ヒットと聞いて)番宣ってなんなんだろうなって思いました。今回に至っては(笑福亭)鶴瓶さん(TBS系『A−Studio』)とちょっと話して、(黒柳)徹子さんの部屋(テレビ朝日系『徹子の部屋』)にお邪魔したくらいなんですよね。なので、きっとこの作品は見ていただいた皆さんの支えで広まってくれているんだなって強く感じています」と感謝。特に女性客が多いそうで、会場から拍手を浴びると「絶対に賛否はあると思うので、その賛否は僕が全部受けます」と語った。

 さらに、松坂は「スタッフさんに聞いたところ、『娼年』と『コナン』を一緒に見る人が多いそうです。なぜだろう…」とコメントして会場を沸かせ、「ジャンル関係なく、いろんな層の方たちが見てくださるのはうれしいなと思っています。こっちは頭脳も体も大人で、いろんな事件に巻き込まれますけど(笑)。これが『コナン』じゃないだけっていう」とちゃめっ気たっぷりに笑った。

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2018年4月15日のニュース