NHK会長 登坂アナのセクハラ疑惑にコメントせず「退職された方ですので…」

[ 2018年2月1日 15:36 ]

登坂淳一アナウンサー
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 NHKの上田良一会長(68)が1日、東京・渋谷の同局で定例会見を行った。1月に同局を退職した登坂淳一アナウンサー(46)のセクハラ疑惑について質問を受けたが「退職された方ですので、私からのコメントは差し控えさせていただきます」と語った。

 被害者は局内にもいたとされるが、NHK局内での処分は適切だったかも聞かれたが、担当者は「NHKとしてコメントすることはありません」との回答だった。先月25日発売の「週刊文春」が登坂アナのNHK札幌放送局時代(11年)のセクハラ疑惑を報道。これ受け、メーンキャスターを務める予定だったフジテレビの新番組を降板した。

 フジテレビによると25日夜、本人から「大事な新番組を傷つけることは本意ではなく、出演を自粛したい」との申し出があり、同局は「協議の結果、ご本人の意向を尊重した」としている。

 登坂アナは1997年にNHKに入局。上品な外見と語り口で「NHKの麿」として親しまれた。10年に札幌放送局に異動したが、11年の東日本大震災の際には応援で全国ニュースに登場するなど活躍。14年に大阪放送局、17年に鹿児島放送局に異動したが、今年1月11日付でNHKを退職した。

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2018年2月1日のニュース