ジャニーズ事務所タレント、ネット報道写真解禁 変化に対応 大きな転換点に

[ 2018年2月1日 05:45 ]

会見で作品への思いを語る錦戸亮
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 ジャニーズ事務所が31日、所属タレント写真のインターネットニュースサイトへの掲載を解禁すると発表した。これまで写真掲載を制限してきたジャニーズの大きな転換点となりそうだ。

 所属する関ジャニ∞の錦戸亮(33)がこの日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で主演映画「羊の木」(3日公開)の会見を開催。会場で事務所関係者が報道陣に、「タレント登壇時の写真のwebニュースサイトでの使用について」と題した文書を配布。「近年のスマホを中心として、情報伝達・情報処理が大きな比重を占めるようになった市場の変化に段階的に対応してまいりました」などとし、錦戸の同会見をもって解禁するとした。イベント登壇時の写真に限るという。

 今回の解禁について、事務所関係者は「ジャニーズ事務所のタレントで日本外国特派員協会で会見するのは錦戸が初めて。映画は世界的に注目されている作品でもあり世界基準に合わせこのタイミングで解禁とした」と説明。タレントのSNS利用は、まだ考えていないとした。

 ジャニーズ事務所はこれまでタレントの肖像権を守り転写や複写などの悪用を防ぐなどの目的で、写真のネットへの掲載をほとんど許可していなかった。タレントがSNSを利用することもなく、ブログなどもファンサイト「ジャニーズファミリークラブ」内の一部コンテンツに限られていた。

 ただ最近はネット解禁の兆しもあった。昨年11月に米動画配信大手「ネットフリックス」で配信されたドラマ「炎の転校生 REBORN」にジャニーズWESTが主演。KinKi Kidsも大規模な20周年イヤー特別サイトを展開。元SMAP木村拓哉(45)の顔写真を使ったLINEスタンプが期間限定でネット掲載が可能になったことも話題を集めていた。

 2018年1月31日は、ジャニーズのファンにとっては歴史的な日となった。

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