フジ絶品ミステリー 大泉、向井、土屋でオムニバスドラマ化

[ 2017年3月29日 06:15 ]

フジテレビ「ドラマ・ミステリーズ〜カリスマ書店員が選んだ珠玉の一冊〜」に主演する左から大泉洋、土屋太鳳、向井理
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 フジテレビが隠れた名作短編ミステリーをオムニバスドラマ化する。「ドラマ・ミステリーズ〜カリスマ書店員が選んだ珠玉の一冊〜」(4月22日後9・00)で、全国のカリスマと呼ばれる書店員の意見を参考にして3作を選び、それぞれ大泉洋(43)、土屋太鳳(22)、向井理(35)が主演する。

 大泉は、小池真理子氏の短編集「妻の女友達」(集英社文庫)に収録されている同題作で、殺人者に変貌する真面目な父親を演じる。土屋は、北山猛邦氏の「恋煩い」(「私たちが星座を盗んだ理由」講談社文庫に収録)で命を狙われ続ける妊婦役。向井は今邑彩氏の「情けは人の…」(「盗まれて」中公文庫)で誘拐を試みるバーテンダーを演じる。

 フジテレビのスタッフが書店員に「ドラマ化してほしい短編ミステリーは?」などのアンケートを実施。戻ってきた書面を基にさらに意見を聞くなどして、これまで世の中に知れ渡ることはなかったものの、本の目利きをうならせた隠れた傑作を探し出した。そうして選んだ作品を、映画監督の犬童一心氏が演出し、鮮やかな切れ味を秘めた作品につくり上げた。

 大泉は「ドラマのラストには驚きが待っています!」とアピール。回想シーンで制服姿も披露する土屋は「今まで出会ったことのない、つかみどころのなさに、まるで霧のような物語だと思いました」と感想。デビュー前に経験していたバーテンダーを役柄として初めて演じる向井は「とても懐かしかった」と振り返り、「最後まで見ていただけたら少し優しい気持ちになれる作品です」と語った。

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2017年3月29日のニュース