文枝 徳島・鳴門の「第九PRマスター」就任、創作落語も制作に意気込み

[ 2017年3月29日 16:55 ]

「なると第九PRマスター」に任命された桂文枝(後列左から2人目)は鳴門・泉理彦市長(後列右端)、鳴門の子どもたちと「第九」を合唱する
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 ドイツの作曲家ベートーベンの交響曲第9番、通称「第九」がアジアで初めて徳島・鳴門で初演されて2018年で100周年を迎えるにあたって29日、上方落語協会会長を務める落語家・桂文枝(73)が「なると第九PRマスター」に任命され、大阪市内で任命式に出席した。

 鳴門市の泉理彦市長(55)から任命証が渡された。「第九」初演から100周年を迎えることを記念して泉市長が「創作落語を作って」と文枝に依頼。文枝が快諾して創作落語「鳴門第九物語〜ラーゲルに響く交響曲〜」を現在制作中だ。文枝は「きょうはいただいたベートーベンのネクタイを締めて参りました。ストーリーはだいたいできました」と話した。

 PR第1弾として5月14日に鳴門市民会館で「桂文枝独演会」を開催。落語を終えた瞬間に緞帳(どんちょう)が上がり、文枝の後ろに控えていたコーラス100人、徳島交響楽団の80人が「第九」を披露する予定だ。「後世に残る落語にしたい」と文枝も意気込んでいる。

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