美川憲一 矢口真里に釈明会見勧めたワケ「地獄を見てるから」

[ 2016年8月29日 22:08 ]

美川憲一

 歌手の美川憲一(70)が29日放送のTBS「7時にあいましょう 女のイザコザ!解決2時間SP」(月曜後7・00)に出演。“確執”のあったタレント・矢口真里(33)と直接対面して、深いわだかまりに決着をつけた。

 わだかまりの発端は、2011年に矢口が起こした“不倫騒動”。マスコミが騒然とする中、姿を現さずコメントも出さない矢口を心配し、電話をした美川は、早く記者会見を開いて説明した方がいいと1時間近くも説得し、助言をしたという。しかし矢口は聞き入れず、その後美川からの電話を着信拒否までして雲隠れした。ようやく記者会見をしたのは、それから半年後、すべての番組を降板させられてからだった。さらに矢口は、その後芸能活動に復活しても、美川には一切連絡もしなかった。

 そんな矢口に、どうしても言いたいことがあるという美川に、番組は直接対面をセッティング。憮然とした表情の美川の前に、神妙な面持で座った矢口は、「ずっと美川さんのこと考えてたんですが、本当に子供だったので…逃げました」と説明しつつ「あまりしゃべってもらいたくなかった」当時の正直な気持ちを吐露した。

 「私だって、地獄を見てるから。自分の失敗があって」と話す美川。自分も若い頃に“不祥事”を起こして、テレビ出演もコンサートもできなくなったことがあった。それでも歌手をやめなかったのは、大先輩である故・淡谷のり子さんへの恩があったからという。デビューから世話になっており、問題を起こした時にも電話をくれ、常に心配し支えてくれた恩人に報いるために地道な努力を続け、芸能界へ復帰。騒動の中にいた矢口が、そのころ自分と重なって、励まさずにはいられなかったという。

 「失敗したら、あとは這い上がるしかない。ああいうことがなかったら、私もここまでやってこれなかったと思う。人の痛みも分かるし、失敗はバネになるから」。それが、美川が矢口に“伝えたかったこと”だった。最後は「きょうはね、許してあげるわよ」と結び、ようやく笑顔を見せた。

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2016年8月29日のニュース