天津・木村 “エロ詩吟”過激化で詩吟界&テレビ界から追放された今

[ 2016年8月29日 20:48 ]

「天津」の木村

 お笑いコンビ「天津」の木村卓寛(40)が29日放送のテレビ朝日「しくじり先生 俺みたいになるな!!3時間スペシャル」に出演。持ちネタの“エロ詩吟”がきっかけで詩吟界とテレビ界から居場所をなくし、周囲に多くの迷惑をかけたという自身の言動を振り返った。

 “個性のない地味芸人”と周囲から評されるなか「何でもいいからキャラが欲しい」と思っていた当時、ラジオ内で偶然“エロ詩吟”を披露する機会があった。人生で一番の爆笑をとったという木村は、そこからテレビ出演を果たし、2008年頃からブレイク。20万円だった月収も100万円を超え「俺って本当は凄かったんや。めっちゃ面白かったんや」と勘違い。相方の向清太朗(36)にも厳しく当たるようになっていった。

 それでも「もっとうけたい気持ちから、より過激になっていった」という。結果、詩吟の流派から除名され、女性・ファミリー層からの不支持でテレビ出演も激減。さらに息子をかばった父までもが詩吟界から除名された。

 どん底となった木村は、家賃24万円のマンションを引越して車も売却。家族を支えるために大型二種免許を取得してロケバスの運転手と兼業で収入を得ている。

 現在は「相手の気持ちを考えない笑いは時に暴力となる」という教訓を痛感。そして「もう一度はい上がって家族に胸を張って自慢してもらえる人間になる」ことを誓い、「ちゃんとした詩吟を色々な人に知ってもらえるよう、皆が笑える何かを詩吟でできたらいいな」と決意を新たにした。

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2016年8月29日のニュース